技術職員育成の新たな挑戦
2024-12-19 02:34:24

岡山大学が挑む技術職員の高度人材育成とマネジメント改革

岡山大学が挑む技術職員の高度人材育成とマネジメント改革



国立大学法人岡山大学(岡山市北区)が進行中の高度人材育成プログラム、TCカレッジの取り組みが注目を集めています。このプログラムは、技術職員としてのスキルとマネジメント能力を高め、今後の大学法人のマネジメント層で活躍できる人材育成を目指しています。2024年11月29日、岡山大学で行われたTCカレッジマネジメント系TCコースの『大学訪問(理事執行部)』では、那須保友学長と技術職員たちが対話をし、同プログラムの意義について深く掘り下げました。

TCカレッジの背景



TCカレッジは、2021年度に東京工業大学を中心にスタートしたもので、技術職員のスキル向上を目指すプログラムです。岡山大学は2022年度から参加しており、同大学の技術職員の8名がTC認定を目指しています。このプログラムにより、参加者は自らの技術をそしてリーダーシップを磨いていくことが期待されています。

本年3月には、岡山大学総合技術部の堀格郎課長がテクニカルマスター(TM)として認定されるなど、技術職員のキャリアアップの新しい道筋が開かれました。また、新たに設置されたサテライト校の「医工系コース」でも、技術者の専門性をさらに高めるべく、実習や講習が行われています。

那須学長のメッセージ



今回の対話には、Tokyo科学大学の江端新吾教授をはじめとする10名のマネジメント系TCコース受講生が参加しました。那須学長は、リーダーにはスピード感を持った組織・制度改革が求められると強調し、技術職員が将来の大学法人の中核で活躍するために必要な能力を習得することが大切だと述べました。また、支援のあり方についても考えていく意向を示し、技術職員たちにとって心強いメッセージとなりました。

参加者の一人である石原すみれ技術専門職員は、技術職員同士のネットワーク作りと人脈の重要性について再認識し、今後の活動への意欲を新たにしました。これにより、技術職員の役割、スキルがどのように現場で活かされるのかという視点も深化させたと言います。

岡山大学の今後の展望



高位のキャリアパスを提供する岡山大学では、技術職員のさらなる「高度化」を目指して戦略的な施策を講じています。佐藤法仁副理事は、技術職員が持つ専門性が各層のマネジメントにどう活かされるかを説明し、今後も全学を挙げて育成と運用の強化を進めると提唱しました。特に、文部科学省の支援も受けながら、地域中核・特色ある研究大学としての位置づけを更に強固なものにしていく意向が伝えられました。

大学法人として、技術職員を研究者のパートナーとして位置付ける「研究ポリシー」の確立も計画されており、他の大学や研究機関とは一線を画す先導的な取り組みが進められています。これにより、岡山大学は新しい価値の創出を目指し続け、社会へ貢献できる人材を育成することを誓っています。

まとめ



地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学とその技術職員たちの活動は、今後も多くの注目を集めることでしょう。マネジメント能力を備えた高度な技術職員が、大学の未来を担うことになるのです。私たちはこの新たな挑戦に期待を寄せ、彼らの成長を見つめ続けます。


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岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
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