はてなが提供するAIインタビュー『toitta』がA.T. カーニーに採用
株式会社はてなは、そのAIを活用したインタビュー分析SaaS「toitta」に新しい機能を追加し、経営コンサルティング会社A.T. カーニーに提供することを発表しました。この新機能「AIインタビュー」は、専門家とのインタビューを自動化し、インタビュー業務の効率化を図るものです。A.T. カーニーでは、このAIインタビューを「知見者インタビュー」と呼び、専門知識を持つ方々へのインタビューを行います。
この新機能は、2026年内のリリースを予定しており、インタビューデータの精度を高めるために、多くの工数や工夫を必要とします。A.T. カーニーは、インタビューの自動化を進めるために、仮説に基づく構造的な深掘りを行う方法として「toitta」を採用しました。
AIインタビューの特徴
「toitta」によるAIインタビューは、ユーザーが設定したシナリオとドメインナレッジを基に、リアルタイムで仮説検証型の質問を生成します。これにより、まるで人間のインタビュアーが行っているかのような精度で、1時間規模の対話を安定的に完了します。さらに、日本語、英語、中国語に対応しており、国境を越えたプロジェクトにも利用できる点が魅力です。
また、チャットから直接AIの質問を調整できる「バックステージ機能」も実装しており、この機能により担当者は対話が進む中でリアルタイムで質の管理を行えるため、新しい知見を得る手助けが可能です。はてなはこの取り組みを通じて、A.T. カーニーが目指すインタビューの完全自動化に寄与していきます。
A.T. カーニーの期待
A.T. カーニーのAI責任者である滝健太郎氏は、「仮説検証型のインタビューは、多くの手間と工夫を要するプロセスですが、『toitta』の高品質なAIインタビューを導入することで、仮説をしっかりと検証しながらインタビューの質を維持できることを期待しています」と述べています。さらに、最新のドメイン知識を常に更新し、コンサルタントの作業をより質の高い業務に集中できる環境を整えることが目標です。
課題と未来への道
しかし、UXリサーチの分野では、インタビューの完全自動化に対し懸念の声も上がっています。専門家が持つ高いスキルによって生まれてきた価値が再現されず、インタビュー時に得られていた価値が失われるのではないかという指摘があるのです。はてなは、AIによる自動化が人間を替えるだけではなく、AIと人間が協力しあうことでリサーチの成果を向上させる新たな方向性を追求しています。
今後の展望
「toitta」は、引き続き機能開発とパートナーシップの強化を進め、AIによるインタビュー分析業務の革新をサポートしていきます。持続的な成長と発展のため、多様な業務へ対応可能なAIシステムの提供を目指しています。
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