メレリオの新作《Jardin des Rêves》が登場
フランスのジュエリーメゾン、メレリオが新作ハイジュエリー《Jardin des Rêves(夢の庭園)》を発表しました。この作品は、パリのエレル・シャトー・ドゥ・ヴェルサイユ ル・グラン・コントロールでお披露目され、オートクチュール・ウィークという華やかな場にふさわしい、色とりどりの宝石がきらめく一点ものです。
アートと歴史の融和
このジュエリーは、18世紀にマリー・アントワネットの私室を飾ったタペストリー《グラン・アナナス》からインスピレーションを受けています。ここに描かれたアナナス(パイナップル)のモチーフは、王権の象徴ともされてきました。メレリオのアーティスティック・ディレクター、ロール=イザベル・メレリオは、王妃の美意識「何もかもが美しくあらねばならない」を体現するデザインに仕上げました。
宝石の饗宴
《Jardin des Rêves》のメインピースは、色石を贅沢に使用したネックレスです。計22石、171.69カラットに及ぶこれらの宝石は、タンザナイトやモルガナイト、ルベライトを含むさまざまな色彩で構成されており、パステルから鮮やかなトーンまでのグラデーションが印象的です。まるで夢のような美しい世界を作り出しています。
このネックレスは、メレリオの技術によって繊細でレースのような構造を持ち、クラフツマンシップが随所で際立っています。中央に位置するアナナスモチーフは、取り外し可能で、ネックレスとイヤリングとして使えるデザインになっています。色石とダイヤモンド合わせて412石が細やかにセッティングされており、遊び心と格式を両立しています。
メレリオの独自性
また、メレリオの象徴である“Mellerioカット”のダイヤモンドが組み込まれており、全体に気品ある統一感を与えています。《Jardin des Rêves》は一つの特別作品として位置づけられ、メレリオの歴史と創造性を反映した新たなシリーズの幕開けを告げています。今後、この作品に基づいた新たなジュエリーが展開されることも予定されています。
結論
ジュエリーメゾンの伝統と革新が交差する《Jardin des Rêves》。王妃の美意識と遊び心を現代に伝えるこの作品は、メレリオの精神を象徴し、ジュエリー界に新たな章を刻む存在となるでしょう。
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