古着deワクチンが新たに便利なサイズ展開を開始
日本リユースシステム株式会社は、2024年8月1日から「古着deワクチン」の衣類回収袋を改良し、MAXサイズ、Standardサイズ、そしてminiminiサイズの3種類を販売することを発表しました。この取り組みは、第3回ジャパンSDGsアワードで特別賞SDGsパートナーシップ賞を受賞した事業として注目を受けています。
古着deワクチンとは
「古着deワクチン」は、不要な衣類を簡単に手放せる有料サービスです。このサービスの特徴は、寄付つきであること。つまり、利用者が衣類を寄付することで、ポリオワクチンが開発途上国の子供たちに届けられます。2010年に始まったこの取り組みは、これまでに約55,261,200着の衣類が寄付され、7,410,513人分のポリオワクチンが提供されてきました(2024年6月30日現在)。
リニューアルの背景
リニューアル前は、衣類回収袋が通常版とミニ版の2種類のみでしたが、多くの顧客からの要望に応じて、より多様なニーズに答える形でサイズ展開が行われました。特に、「実家のお片づけ用にもっと大きなサイズが欲しい」といった声や、「袋が大きすぎて困る」という意見に反映されて、使い勝手がさらに良くなっています。
新たなサイズは次のようになります:
- - MAXサイズ: 約180枚の衣類が収容可能で、20人分のポリオワクチンを寄付できます。
- - Standardサイズ: 約120枚収納でき、5人分のワクチン寄付が可能です。
- - miniminiサイズ: 約20枚の衣類を収容、1人分のワクチンを寄付できます。
このように、様々な家庭のニーズに応えられるよう詰め込まれた内容は、利用者からも好評を得ています。
古着deワクチンの意義
このサービスを利用することで、整理整頓が進むだけでなく、社会貢献にもつながります。具体的には、1キットの購入により、5人分のポリオワクチンを寄付でき、発展途上国の子供たちの命を助ける支援が可能になります。また、国内外の障がい者の雇用を生み出し、地域社会の経済的運営にも貢献することができます。
特に、StandardサイズとMAXサイズでは、障がい者アート協会のアーティストである山下重人さんの作品が採用されており、販売数に応じて著作料が支払われる仕組みになっています。これにより、アート活動の支援も行われています。
今後の展望
近年、「古着deワクチン」は、個人の利用だけでなく、企業にも広まりつつあります。SDGsの活動の一環として利用されることが多く、循環型社会の実現に向けた多様な取り組みが行われています。また、特別なパッケージも用意されているため、興味のある企業からの問い合わせも増加中です。ここからも、社会全体を巻き込んだ活動が期待されています。
私たちも、自分の持っている衣類を見直し、「古着deワクチン」を利用して、サステナブルな社会づくりに貢献してみませんか?