落とし物解決策
2025-12-16 14:37:34

JR西日本が導入する「落とし物クラウドfind」がもたらす新しい駅体験

JR西日本が新しい「落とし物クラウドfind」を導入



JR西日本グループは、2026年の実施を目指し、鉄道や駅周辺で発生する約130万件の落とし物を効率的に管理するため、「落とし物クラウドfind」を導入します。このクラウドサービスは、最新のAI技術を駆使して、落とし物のお問い合わせや検索をより便利にするものです。

「落とし物クラウドfind」の特徴



1. 多言語対応のAIチャット機能「find chat」



利用者が増えているインバウンド観光客にとって、落とし物の問い合わせは大きな課題です。しかし、この新機能により、アプリをインストールすることなく、ブラウザ上で簡単に多言語の問い合わせが可能になります。ユーザーはメールアドレスで認証を完了し、すぐに「find chat」で文字や画像を使ってお忘れ物を報告できます。この多機能型チャットは、インバウンド利用者にとって特に役立つものであり、画像を添付することで精度の高い検索が実現します。

2. 企業間の横断検索機能



「横断検索」機能により、異なる施設間でのお忘れ物情報を一元的に管理できます。これにより利用者は、鉄道と商業施設での落とし物を同時に調べることができ、ストレスが大幅に軽減されます。たとえば、大阪駅の「ルクア大阪」でのショッピング中に忘れ物に気づいた場合、2つの施設に問い合わせる手間を省き、一つのプラットフォーム内で解決策が得られます。

3. 作業効率を大幅に改善するAI登録機能



今まで、係員は手動でお忘れ物の情報を登録していましたが、新しく導入される「落とし物クラウドfind」では、AIが写真をもとに自動で情報を登録します。これにより、特に多くの落とし物が発生する駅での管理が容易になり、業務の効率化が期待されます。短時間での登録が可能になり、結果的にサービスの質も向上するでしょう。

導入スケジュール



「落とし物クラウドfind」は、JR西日本グループの駅や列車で2026年の夏頃に運用が開始される予定です。一方で、「ルクア大阪」と「天王寺ミオ」では2025年の12月から早くもこのシステムが導入されており、今後は「大阪ステーションシティ」など他の商業施設でも導入が進められています。

これらの取り組みによって、JR西日本グループは「駅ビジョン」に掲げるお客様サービスの革新に向けた重要な一歩を踏み出しました。これにより、駅やその周辺の利用者が安心してサービスを利用できる環境が整備されます。

「落とし物クラウドfind」とは?



このサービスは、利用者が「連絡するのも大変」と感じている落とし物問題を、テクノロジーの力で解決し、返却率の向上を目指しています。また、業務の合理化を実現するだけでなく、駅係員と利用者の良好なコミュニケーションの架け橋ともなるプラットフォームです。<>全国の駅、商業施設やテーマパークなど、様々な環境で利用される落とし物管理の新しい仕組みとなり、「安全で快適な日常生活」の構築に貢献することを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社find
住所
東京都港区西新橋3丁目13番3号BIZCORE西新橋11階
電話番号

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