海洋ごみ問題に立ち向かうNPOの新たな挑戦
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(以下、クリーンオーシャン)は、海洋ごみ問題への取り組みを進める中で、公益財団法人りそなアジア・オセアニア財団の「りそな環境助成」に選ばれました。この助成を活かし、同団体は今後2年間、東ティモールにて新たなビーチクリーンプロジェクトを展開します。
プロジェクトの背景と目的
東ティモールでは、海洋ごみが深刻な問題とされており、清掃活動は行われているものの、回収後のごみの分別・資源化に向けたシステムが整っていない現状があります。クリーンオーシャンは、ビーチクリーンを単なる清掃行為ではなく、その後の分別回収と資源化につなげるシステム作りを目指します。このプロジェクトによって、地域の住民の意識改革や政策に関連する議論の基盤を築くことを目標としています。
プロジェクトの特徴
このビーチクリーン事業では、従来の「回収して終わり」から一歩進め、以下の3つのポイントにフォーカスを当てています:
1.
回収から“循環”へ
回収したごみを単に捨てるのではなく、資源化ポテンシャルのある素材(例:金属、缶、ペットボトル、硬質プラスチック容器など)を示し、循環型社会の実現を図ります。
2.
地域と共創
現地の住民、学校、自治体と手を組み、分別回収の仕組み作りと環境教育も同時に進めていきます。この協力は地域の持続可能性を高めるために不可欠です。
3.
データで「見える化」
独自の「海洋ごみMAP」を駆使し、これまでに回収したデータを公開することで、地域別のごみの状況や資源化可能性を可視化します。これにより、改善点を明確にし、次の行動へつなげます。
共同代表の想い
共同代表理事である江川裕基は、「東ティモールの海岸には、海洋ごみが日常的に溜まり続けています。本事業を通じて、清掃活動を『回収して終わり』にせず、分別とデータ可視化によってごみを資源として捉える視点を地域と共有し、循環モデルにつながる基盤を築きたい」と語っています。
また、江川氏は、りそな環境助成の採択を受けて、現地の住民、学校、自治体と協力して持続的な仕組みを育てていくことが大切だと強調しています。
クリーンオーシャンアンサンブルへの支援
クリーンオーシャンアンサンブルは、より多くの仲間と共に未来を変えるための活動を続けています。寄付やボランティアなど、様々な形での支援を募集中です。寄付は、海洋ごみ回収の設備やデータ化ツールの設置に活用され、企業の方々にはCSR活動としての連携のチャンスも提供しています。
具体的な参加方法や詳細は、公式ウェブサイトを訪れることで確認できます。
団体概要
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルは、2020年12月に設立され、香川県小豆郡小豆島町に拠点を置いています。主な活動国は日本、モザンビーク、東ティモール。クリーンオーシャンの名は「より多くの人と一緒に、クリーンな海を目指す」という願いを込めて名付けられました。
公式サイトやSNSを通じて、今後の活動の最新情報を発信していきます。地域の人々の生活スタイルが持続可能に変わるよう、引き続き頑張っていきます。