京都市の新たな交流拠点「いささんち」
京都市左京区・岩倉にある「いささんち」は、古民家の蔵を再生し、地域の新たな交流の場として注目されています。このプロジェクトを運営する伊佐直也さんが、何十年も放置されていた蔵の再生を目指し、クラウドファンディングの挑戦を進めています。
開始から約7週間で93人の支援者が集まり、支援総額が100万円を超えるという大きな成果を上げています。クラウドファンディングの独特な点は、単なる資金調達だけでなく、地域で活動する18名がプロジェクトに参加し、コラボレーション型のリターンを制作することです。
コラボレーションで生まれる新しい価値
リターン制作には、飲食店主、作家、農家、セラピスト、保育士など、岩倉を拠点として活動する18人が参画しています。彼らは各自の専門性を活かしながら、個別ではなく、共同で贈り物を作成することで、地域内のつながりや魅力を引き出しています。こうした企画の一環として、岩倉エリアを満喫できる体験型の優待券や、交流の場を提供するリターンが展開されており、支援者の皆さんが地域を巡る楽しさを感じることができる工夫がなされています。
地域に根ざしたマルシェの開催
「いささんちマルシェ」は、返礼品作りの枠を超えた試みとしても進展しています。毎月1回、地元の人たちが集まって開催されるこのマルシェには、200人以上の来場者があるそうです。親子連れや地域の住民が多く訪れるこのローカルマルシェは、立派な地域のイベントとして定着しつつあります。
次回開催される2026年2月15日には、来場者が「こんな地域になったらいいな」「岩倉にあったらうれしい風景」といったテーマで意見を自由に記入できるポストイットを使用したワークショップも予定されています。このような取り組みを通じて、集まった意見はその日のうちに収集・整理され、今後の地域づくりや蔵再生プロジェクトに役立てられるのが魅力です。
地域住民の声が支える
支援者から寄せられた感謝の声は、このプロジェクトの意義を確かにしています。「岩倉には遊びや過ごし方を楽しむ場所がなかったが、いささんちマルシェに行くたびに岩倉を好きになる。」「集まる人たちが素晴らしく、心地よい時間が過ごせる」といった体験談が共感を呼んでいます。また、地域外からの支援者からも、「人々が主体となって地域の場を育てる様子に感動した」との声が寄せられています。
リターン制作メンバーの思い
リターン制作に参加する保育士は、「いささんちの魅力が伝わることで、様々な人々が集まり、楽しめる場所になってほしい。子どもたちの笑顔を育むために、大人が笑っていられる空間を作りたい」と語ります。参加者たちは、自分たちの思いやビジョンが実現することへの期待に胸を膨らませています。
今後の展望
現在進行中のクラウドファンディングは2026年2月28日まで実施されます。最終的な目標は、蔵の修復を経て、地域住民が日常的に集まる交流の場となることです。「困ったことがあれば、まずは相談してみよう」と思える拠点を築くことが、このプロジェクトのゴールとなっています。
クラウドファンディングの詳細
- - プロジェクト名: 何十年も使われていない古民家の蔵を地域の“にぎわい”のど真ん中にしたい
- - 実施期間: 2026年2月28日まで
- - 実施プラットフォーム: CAMPFIRE
このプロジェクトが持つ未来への可能性と地域のつながりの強さが、これからどのように広がっていくのか、非常に楽しみです。