兵庫県は、2025年8月1日から「HYOGO Open Innovation Matching 2025」という新たなオープンイノベーションプログラムを発表しました。このプログラムは、兵庫県内の企業が全国のスタートアップ企業と共に新規事業の創出や課題解決を目指すものです。
Creww株式会社が運営を担当し、昨年度に引き続いての取り組みとなります。新たに設けられるこのプログラムでは、共創テーマの設計や参加企業の募集、選定、さらには事業創出に向けた伴走支援を行います。約半年にわたる協業検討を経て、2026年3月には成果発表会が予定されています。
このプログラムに参加する企業は、日本国内外のスタートアップを対象とし、年齢や業種を問わないフレキシブルな参加が可能です。事業については、兵庫県の特性を活かして、多様なビジネスモデルの創出が期待されています。
具体的には、以下のような企業が参加予定です。株式会社神戸新聞社は、新聞とAIを組み合わせた新たなテクノロジーの導入や、地域情報を利用した新ビジネスの創出を目指しています。また、神戸電鉄株式会社では、駅での新たなサービスや空間づくり、周辺地域を魅力あるエリアにする取り組みを計画しています。加えて、株式会社サンテレビジョンでは視聴者のニーズを可視化し、アーカイブ映像を用いた教育支援に取り組む意向です。
さらに、TOA株式会社は体験的学びの実現、株式会社ムサシは新領域への挑戦を掲げ、各企業がそれぞれの強みを活かして新たな価値を生み出すことに取り組むコンセプトも見どころです。
参加申し込みは2025年8月1日から実施され、9月19日が締切となっています。興味のあるスタートアップは、公式サイトからエントリーすることができます。オープンイノベーションを推進することで、兵庫県の経済の活性化や新しいビジネスの創出に寄与することが期待されています。
このプログラムの進行に伴い、兵庫県では他者との共創による新たな取り組みへ挑戦する企業に向けて、協業検討にかかる経費の一部を補助すると発表しています。これにより、スタートアップ企業は新しいビジネスモデルを開発する機会を得ることができ、地域の経済発展にもつながります。
Creww株式会社は、国内最大級のオープンイノベーションプラットフォームを運営し、多くのスタートアップとの協業を実現してきました。彼らのビジョン「大挑戦時代をつくる。」のもと、スタートアップや事業会社が新しい挑戦をするための支援を行っています。すでに550回以上のオープンイノベーションプログラムが行われ、1,500件以上の協業が成立しています。
「HYOGO Open Innovation Matching 2025」は、兵庫県の地域資源を最大限に活用し、全国のスタートアップとの連携を通じて新たな価値を生み出す挑戦的なプログラムです。参加企業やスタートアップからの革新的なアイデアに期待が高まります。