誤解されやすい「起立性調節障害」:子どもたちの苦しみを救うために
「起立性調節障害」は、小学生の約5%、中学生の約10%が罹患すると言われている、子どもにとって身近な病気です。しかし、周囲からの理解を得ることが難しく、子どもたちは「怠け者」や「サボり」といった誤解に苦しんでいます。
起立性調節障害は、朝起きられない、夜眠れない、立ちくらみなど、症状が人によって様々です。例えば、朝起きられない症状の場合、本人は起きようとしても起きられない、学校に行きたい気持ちがあっても体が動かず、結果的に学校に行けなくなってしまいます。一方で、お昼の12時頃にはやっと目が覚めて、午後から夜にかけては部活や遊び、ゲームなど、元気に過ごせることもあります。このため、周囲からは「怠け者」「サボり」と誤解されてしまうのです。
誤解される要因の一つには、周囲が起立性調節障害という病気の存在を知らないことが挙げられます。親や教師も、自身が子どもの頃に同様の症状を経験していても、「根性や気合いが足りない」と言われて育ってきたため、同じように子どもに接してしまうケースが多いようです。
起立性調節障害の子どもたちは、自分の病気を理解してもらえず、誰にも相談できずに一人で苦しんでいます。
一般社団法人 起立性調節障害改善協会:子どもたちを救うための活動
一般社団法人 起立性調節障害改善協会は、代表理事である竹田氏が自身の幼少期の経験から「自分と同じように起立性調節障害で悩んでいる人を一人でも多く救いたい」という強い思いで設立されました。
同協会では、医療機関と連携し、起立性調節障害の治療法や原因、症状などに関する情報を発信することで、病気の理解を深め、患者とその家族をサポートしています。また、新聞社とも連携し、起立性調節障害の子どもへの適切な接し方などについて情報発信することで、社会全体での理解促進を目指しています。
医療機関との連携:より良い治療と理解のために
一般社団法人 起立性調節障害改善協会は、医療機関との連携を強化し、より質の高い情報発信と治療体制の構築を目指しています。現在、以下のような医療機関と連携しています。
グレースメディカルクリニック
高座渋谷つばさクリニック
五百山クリニック
未来への展望:共に歩むためのパートナーを募集
一般社団法人 起立性調節障害改善協会は、起立性調節障害で悩むすべての人を救うために、医療機関、メディア、専門家など、様々なパートナーを募集しています。
医療機関、専門家の方へ
起立性調節障害に関する記事の監修(協会が作成した記事内容の確認をお願いいたします。)
メディアの方へ
起立性調節障害に関する特集記事(親向け、教師向け、医師向けなど)
上記以外にも、起立性調節障害に関することで、協会でできることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先
Mail:
[email protected]
* HP:https://odod.or.jp/
起立性調節障害に対する理解を深め、子どもたちが安心して生活できる社会の実現を目指し、協会は活動を続けていきます。