持続可能な航空燃料の製造体制を整える新たな挑戦
最近の発表で、当社(社長:山口敦治)は経済産業省が公募した「持続可能な航空燃料(SAF)の製造・供給体制構築支援事業」に採択されたことをお知らせします。このプロジェクトは、当社和歌山製造所での大規模なSAF製造設備の導入と既存設備の改造を目指しています。今回の採択事項は、廃食油や獣脂といった廃棄物や副産物を原料とし、2028年度以降には年間約30万トンのSAFを中心に、一部ナフサや軽油留分の製造も計画しています。
これにより、当社はエネルギー・素材の安定供給とカーボンニュートラル社会の実現を両立させるという長期的なビジョンを示しています。特にSAFに関しては、原料の調達から自社による製造、さらには販売に至るまでの一貫体制を構築することが求められており、全体の流れを効率化し、コスト削減を図ることが目標です。
経済産業省の補助金を活用し、国内市場において競争力のあるSAFの量産を早期に実現する方針です。特に航空業界の脱炭素化に対して大きな影響を与えることが期待されており、安定した供給網の構築によって、より多くの航空会社が持続可能な燃料を利用できるようになるでしょう。
持続可能な航空燃料(SAF)は、今後ますます注目される分野であり、我々のプロジェクトが社会全体の環境負荷を軽減する一助となることを願っています。これからの進捗に注目していただければ幸いです。
この取り組みは、将来的な航空業界のビジョンに向けた重要なステップにもなります。私たちはこのプロジェクトを通して、サステナビリティに取り組む企業としての姿勢を示し、環境の保護に貢献できるよう努めています。さらなる進展や詳細については、今後も発信していく予定ですので、ぜひご期待ください。
会社情報
- 会社名
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ENEOS株式会社
- 住所
- 東京千代田区大手町一丁目1番2号大手門タワーENEOSビル
- 電話番号
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03-6257-7150