新しい福利厚生サービス、HQの変革への挑戦
2024年12月6日に開催されたGlobal Brain Alliance Forum 2024で、株式会社HQが「Startup Pitch Battle 2024」に登壇し、オーディエンス賞を受賞しました。このピッチバトルは、最近投資を決定したスタートアップ企業がプレゼンテーションを行うイベントで、受賞は会場に参加した多くの人々からの投票によるものです。
福利厚生産業の現状
HQの代表、坂本祥二氏は、自らのプレゼンテーションで現在の福利厚生産業の問題点を鋭く指摘しました。「福利厚生は本来、真に必要としている社員に届かず、一部の社員が娯楽的な用途に偏っている」という現実を暴露し、改革の必要性を強調しました。これによって、企業における福利厚生がただのコストから戦略的な投資へとシフトするべきであると訴えました。
次世代福利厚生「カフェテリアHQ」
このような課題を解決するために、HQがリリースしたのが次世代福利厚生「カフェテリアHQ」です。この新しいプラットフォームは、企業が社員に与えるポイントを使って、社員自身がメニューを選択できるという革新的な内容が特徴です。AIを活用したレコメンドエンジンを搭載しており、一人ひとりに合った福利厚生を提供することが可能です。
「カフェテリアHQ」は、月額僅か200円の低価格で運営されています。これにより、業界でのさまざまな問題、例えば「多様な社員ニーズへの対応」「制度の運用管理の難しさ」「無駄なコストの発生」などに対処することができます。企業の戦略や、個人のライフスタイルに即したサービスを提供することで、福利厚生が企業にとってただのコストではなく、従業員の成長戦略に寄与する投資となることを目指しています。
福利厚生の“再発明”をめざして
特に、HR分野では昨今、企業の競争力強化に向けて人的資本経営が重視されるようになっています。HQの提供する福利厚生サービスは、まさにそのニーズに応えるもので、圧倒的なユーザー体験(UI/UX)を追求し、社員が自然にそのサービスを活用できる環境を提供しています。これにより、企業は従業員の生産性向上を図りつつ、社員の幸福感も高めることが可能となります。
今後の展望
ソフトウェアだけではなく、HRの理念としてもHQは全体の福利厚生のあり方を”再発明”し続ける所存です。坂本氏は、今後の事業展開として、これまでの経験を活かし、新たなサービスと改良を重ねていくことを計画しています。これにより、HQが福利厚生サービスの新たなリーディングカンパニーとしての地位を確立することを願っています。
HQは、グローバル・ブレインからの支援を受け、さらなる成長と革新を遂げていくことで、より多くの企業や個人に恩恵をもたらすことを目指しています。HR界隈における革新的な挑戦に対する期待が高まる中、HQの取り組みから目が離せません。