江戸時代から続く道明の新しい京都店が開店！その魅力とは

江戸時代から続く有職組紐道明が新たな地を開く

有職組紐道明が2025年10月23日、京都市に関西地方初の店舗をオープンします。江戸時代から続くこのブランドは、創業以来370年の歴史を持ち、精緻な手染め手組みの技術によって組紐を製作してきました。

新しい京都店は、築100年の京町屋をリノベーションし、古き良き姿を残しながら現代的な空間を提供します。2つの建物の中央には中庭があり、訪れる者を迎えてくれます。特に、地下鉄烏丸線の四条駅と五条駅の間という便利な立地は、観光客にもアクセスしやすくなっています。

商品の多彩なラインナップ

京都店では東京の本店同様、常時500種類以上の帯締めを取り揃えています。道明の代表的な色名や、芸術的な段染め作品が揃い、さまざまな技法を駆使した美しい帯締めが並びます。その隣には、革と組紐を組み合わせたアクセサリーやブレスレットなどを展開する洋装部門「DOMYO」のブースもあり、着物だけでなく洋服にも合うアイテムが目白押しです。

組紐体験ができる新しい文化空間

さらに、道明の京都店には「Kumihimo Experience by DOMYO」という組紐体験施設も併設されており、訪れた人々が組紐づくりの楽しさを体感できる場となっています。東京神楽坂で人気のこの文化体験施設では、職人が使用する本物の道具や絹糸を使用して、本格的な組紐を作ることができます。立ち寄った人々は、ただ商品を購入するだけでなく、自らの手で歴史的な技術を学ぶことができる貴重な体験が待っています。

また、ミュージアムスペースでは文化財として保存されている組紐の復元作品が展示されており、組紐の長い歴史に触れることができるのです。この施設では外国語対応も行われているため、訪日観光客にとっても利用しやすくなっています。

組紐教室の開催

京都店の2Fには、「道明組紐教処新京都教室」が開講され、最大で2クラスを同時に開ける広々とした教室が準備されています。道明の組紐教室は全国に広がり、現在500人以上の生徒が在籍しており、今年で開講50周年を迎えます。この教室では、専門の講師から直接指導を受けることができ、組紐の魅力を深く学ぶことができます。