岩倉高等学校が新たに導入するハイブリッド型カリキュラム
東京都台東区に位置する岩倉高等学校が、2027年度から普通科に「キャリアデザインコース」を新設し、生成AIとアントレプレナーシップ教育を組み込んだ画期的な取り組みを発表しました。これは、株式会社TERRAISEとの提携により、現代の技術リテラシーを身につけた人材の育成を目指すものです。
概要と目的
近年の急速なテクノロジーの進化に伴い、AIやその他の技術を活用する能力が求められています。キャリアデザインコースでは、生徒たちがAIをただの知識として学ぶのではなく、実社会のさまざまな分野で活かせるようにすることを目指しています。また、自己の興味や関心をもとに「社会実装」に役立てることができる能力を養う狙いです。TERRAISEは、教育現場における経験と最先端のAI技術を活かしながら、生徒がクリエイティブな発想を楽しむことができるカリキュラムを共同で設計します。
カリキュラムの特徴
この新しいカリキュラムは、年間を通じて30コマで構成されています。主に以下の3つのタームに分けられ、それぞれ異なるテーマに対して学習が進められます。
1.
第1ターム: AI基礎と自己認識(第1〜10回)
最初のタームでは、ChatGPTやGemini、Claudeなどの生成AIの正しい使い方や倫理について学びます。自己分析やデータ思考を通じて社会の課題を発見し、自身のアイデアを効果的に表現するためのピッチにも挑戦します。
2.
第2ターム: プロトタイピングと表現(第11〜20回)
次のタームでは、AIを相棒として活用し、HTML/CSSを用いたWebサイトやアプリのプロトタイプを作成します。また、生成AIを使って画像や動画を制作する方法も学び、ビジネスモデルと視覚的表現の両立を目指します。
3.
第3ターム: チームプロジェクトと社会実装(第21〜30回)
最後のタームでは、異なる強みを持つ生徒たちがチームを組み、外部コンテストへ応募することを目指します。日常のルーティン作業をAIに効率化させつつ、プロジェクトの深掘りや行動に集中できる環境を整えます。
未来の教育を構想する声
岩倉高等学校の企画戦略本部で未来創造プロジェクトのリーダーを務める鬼頭修平氏は、「AI時代において、テクノロジーを主体的に活用する力が必要です」と述べ、TERRAISEの技術力が学校の教育方針に寄与することへの期待感を表明しています。
また、TERRAISEの代表取締役舟橋遼亮氏も、「高校生に自己の潜在能力を認識させ、社会を変える力を実感させたい」と意気込みを語りました。生徒が自分で未来を描く力を持つ教育を、リアルな学びの場として実現していくことを目指します。
まとめ
岩倉高等学校の取り組みは、テクノロジーと人間の創造力を融合させる新しい教育の形を示しています。このキャリアデザインコースを通じて、生徒たちが未来への道を自ら切り開く力を育むことに期待が寄せられています。