新書『回想・長嶋茂雄番記者だけが知っているミスター』の魅力
2025年12月24日、待望の新書『回想・長嶋茂雄番記者だけが知っているミスター』が出版される。著者は、長嶋茂雄選手の取材を長年にわたり続けてきた首藤光春。彼の筆によるこの作品は、読者にとって、国民的ヒーローである長嶋茂雄の新たな魅力を再発見させてくれること間違いない。
国民的スター長嶋茂雄
著者の首藤は、ジャイアンツV9時代の『週刊ベースボール』編集長として、長嶋選手の成長を間近で見守ってきた。その中で得た貴重なエピソードや、当時の写真が本書には豊富に収録されており、プロ野球ファンはもちろん、若い世代にも楽しめる内容になっている。
本書のプロローグには、長嶋選手が戦後最大の国民的ヒーローであると紹介されている。特に、彼がデビューした1958年から17年間、数多くのファンに夢を与え続けたことを改めて確認できる。著者は、自身がジャイアンツのV1からV9にかけて取材を行っていたことを回想し、長嶋選手の存在感がいかに国民に影響を与えたかを語っている。
幅広い収録内容
本書には、長嶋選手の少年時代や、監督との師弟関係、さらには名勝負、ライバルとの関係までについても触れられている。特に印象的なのは、長嶋選手が「努力の天才」として知られ、その練習量は誰にも負けないものであったことに焦点を当てている点だ。これは、今の時代の若者たちにも伝えたい重要なメッセージではないだろうか。
また、彼の明るい人柄やジョーク、周囲を巻き込んでの楽しいエピソードも多数収められている。このように、長嶋選手の魅力が多角的に描かれることで、読者は一層彼の人間性に引き込まれるに違いない。
発行情報
本書は株式会社KADOKAWAから140ページにわたって、主に長嶋選手の取材をもとに構成されている。価格は1760円(税込)で、ISBNも付与されており、書店やオンラインでの購入が期待される。2025年の年末、贈り物としても最適な一冊となるだろう。
著者プロフィール
首藤光春は1940年に宮城県で生まれた。その後、青山学院を卒業し、ベースボール・マガジン社に入社。長年にわたり、ラグビーやプロ野球に関する編集の道を歩み続け、編集長としても多くの成功を収めてきた。今は町田市に在住し、数々のプロジェクトに取り組んでいる。彼の経験と視点から紡ぎ出される長嶋茂雄の物語を、ぜひ手に取って味わってほしい。
この新書は、長嶋茂雄を知る上で欠かせない一冊であり、ファンならずとも、彼の偉大さを再確認する良い機会となるだろう。