2025年7月度の派遣社員平均時給が過去最高を記録！

2025年7月度派遣社員の平均時給が過去最高

2025年7月度の派遣社員平均時給が1,706円に達し、またしても過去最高を記録しました。この結果は、エン・ジャパン株式会社が運営する日本最大級の派遣仕事探しサイト『エン派遣』が、全国の求人情報をエリア別に集計したものです。ここではこのデータをもとに、3つの重要なポイントに触れたいと思います。

三大都市圏の時給上昇

7月度のデータによると、三大都市圏（東京、名古屋、大阪）では平均時給が前月比+2円（0.1％増）、前年同月比で+4円（0.2％増）という結果が出ています。この良好なデータは2ヵ月連続で最高水準を達成し、前年同月を上回るのはなんと35ヵ月連続です。

特にオフィスワークや事務系の職種では、関西エリアにおいて前年同月比で+49円の大幅上昇が見られます。この背景には、令和5年に開催される関西万博に関連する求人が増加していることが挙げられます。企業は応募者を獲得するため、競争的な賃金上昇を行っており、その結果として平均時給の底上げが実現したのです。

営業・販売・サービス系の成長

営業、販売、サービス系の平均時給も前年同月比で+23円の上昇を示しました。中でも「デモンストレーター・MC」といった職種は、+103円という大幅増加を見せています。この時期は夏休みに伴うイベント活動が増加し、実演販売の需要が高まるため、経験者を争奪する動きが強まっています。これにより、時給が引き上げられ、求職者にも嬉しい結果となっています。

人材不足による時給上昇

さらに、慢性的な人手不足も影響し、派遣会社が時給交渉を積極的に行ったことが、2025年7月度の記録更新に寄与しています。特に介護職の分野では、前年同月比で+35円の上昇が見られ、多くの派遣会社が新しい人材の確保に向けて交渉を強化しています。この傾向は今後も続き、時給の上昇が期待されます。

まとめ

このように、2025年7月度の派遣社員の平均時給の上昇は、様々な要因が重なった結果といえます。今後も関西万博をはじめとした新しい機会や、人材確保のための企業の取り組みが、さらなる時給上昇を促進することでしょう。『エン派遣』では、求職者にとって最適な仕事が見つかるよう、さまざまな情報を提供しています。求職者は自分に合った職を見つけるための強力なツールとして、ぜひ活用してみることをお勧めします。