メズム東京と武蔵野美術大学が協業
東京の港区に位置する「メズム東京、オートグラフ コレクション」は、モダンなラグジュアリーホテルとして知られ、創造的な体験を提供しています。この度、同ホテルは武蔵野美術大学との協業を通じて、「新たなホスピタリティとおもてなし」というテーマで新しいサービスのあり方を模索します。
プロジェクトの概要
このプロジェクトでは、武蔵野美術大学のクリエイティブイノベーション学科の学生たちが中心となり、訪日旅行者に向けたホスピタリティの革新を目指しています。学生たちはフィールドワークやインタビューを通じて旅行者のニーズを深く理解し、それをもとに独自のアイデアを創出します。ホテルスタッフとのディスカッションを重ねながら、東京という都市の魅力と訪日旅行者がどのように関わり合うかを探求します。
このプロジェクトの行程は以下の通りです。
- - 2024年11月:メズム東京にて学生の視察やスタッフとのディスカッションを実施
- - 2024年11月~2025年2月:テーマやコンセプトを考案し、提案書を作成
- - 2025年2月下旬:最終報告会がメズム東京で行われる予定です。
メズム東京の取り組み
メズム東京は、ただの宿泊施設ではなく、ゲストに感性を刺激する体験を提供することに力を入れています。そのため、今回の協業は単なるプロジェクトではなく、未来のホスピタリティをデザインする重要なステップと位置づけられています。この取り組みによって、学生たちは実社会での経験を得ることができ、訪日旅行者にとってより豊かな東京体験を創り出すことが期待されています。
武蔵野美術大学の意義
クリエイティブイノベーション学科は、社会での実践を通じて学生たちが創造的思考力を養うことを目的として2019年に設立されました。入学から2年間は美術・デザインの基礎を学び、3年次以降は企業や自治体と連携してプロジェクト型授業を実施しています。これにより、学生たちは単に知識を学ぶのではなく、実社会の課題に取り組む能力を身につけています。
メズム東京の特長
メズム東京は、「TOKYO WAVES」というコンセプトのもと、265室のラグジュアリーな空間を提供し、東京の変化に柔軟に対応する体験をゲストに届けます。場所はJR東日本グループが手がけた複合施設「WATERS takeshiba」にあり、周囲には美しい東京湾や、歴史ある浜離宮恩賜庭園が広がっています。この立地と多彩な地域資源を活かし、ホテルのアートや音楽が融合した独自の体験を創出しています。
さらに、メズム東京は2024年に国内観光施設向けのサステナブルエコ認証を取得予定で、環境に配慮した運営も進めています。これは次世代のクリエイターたちとともに日本の未来のホスピタリティを考える上で、重要な選択となるでしょう。
おわりに
メズム東京と武蔵野美術大学のコラボレーションは、都市と訪問者との新たな関係を築くための挑戦です。未来のホスピタリティの姿を探る中で、日本の「おもてなし」の精神がどのように進化していくのか、今後の展開が非常に楽しみです。訪日旅行者にとって、東京でのひと時がより特別なものになることが期待されています。