農家の重労働を救う！GPS搭載自動除草ロボット『ミズニゴール2.0』が農家の収益化＆無農薬化を促進

農家の重労働をスマート化！GPS搭載自動除草ロボット『ミズニゴール2.0』が全国の地域農業を支援

日本の農業は、高齢化や後継者不足、環境負荷軽減など、様々な課題を抱えています。農林水産省の「みどりの食料システム戦略」では、持続可能な農業の必要性が叫ばれていますが、現状では、大規模農家を対象とした制度が多く、小規模農家はスマート農業の恩恵を受けにくいのが現状です。

そんな中、長野県で生まれたのが、農家の重労働を自動化するロボット『ミズニゴール』です。水田を自動で走り回り、水をかき混ぜることで雑草の光合成を抑制し、除草作業を自動化する画期的なロボットです。

2022年にはクラウドファンディングで目標額の250%以上の支援を集め、長野県内の農家を対象に実証実験とレンタル提供を開始しました。そしてこの度、大幅に進化した『ミズニゴール2.0』がリリースされました。

GPS搭載で進化！『ミズニゴール2.0』の特長

『ミズニゴール2.0』は、GPSを搭載することで、除草作業の自動化を実現しました。Google Mapと連携することで、走行ルートや範囲を自動設定し、記録することが可能になりました。そのため、複数の田んぼを保有する場合でも、簡単に自動除草作業を行うことができます。

さらに、本体を4つに分割するモジュール構造を採用することで、メンテナンスや交換、輸送、組み立てが容易になりました。また、バッテリーの刷新により、従来よりも静音化とトルクアップも実現しています。

『ミズニゴール2.0』は、1反（1000平米）あたり数分で除草作業が完了するため、人手に比べて約20倍の生産性向上が見込まれます。

慣行農業から有機農業への転換を促進！第二弾の実証実験

今回の実証実験では、農薬や肥料の使用を抑え、有機農業への転換を促進することを目指しています。全国各地で『ミズニゴール』を使用した有機米の生産を行い、土壌や地質特性、環境に合わせた除草効果を分析していきます。

また、小規模農家の負担を軽減するため、「地域サポーター制度」を新たに導入します。地域サポーターは、複数の農家間で1台の『ミズニゴール』をシェアレンタルできるシステムを管理・運営し、機械に不慣れな高齢者や栽培・生産に集中したい農家をサポートします。地域サポーターには対価が支払われるため、雇用促進と収益化にも繋げます。

地域を支える農家・事業者を募集！

現在、有機・無農薬栽培を行っている農家、減農薬・無農薬転換を検討している農家、自治体、農業関係者など、地域事業者を対象に『ミズニゴール』の実証実験参加＆パートナーを募集しています。

ミズニゴール2.0の概要

製品名：ミズニゴール2.0
仕様：①GPS自動運転型 ②ラジコン型（共にバッテリー駆動）
重さ、サイズ：8kg、W(幅)77cm ×H(高さ) 40 cm ×D(奥行) 130 cm
実証実験プロジェクト参加費：¥30,000～¥300,000（税別）
提供対象：全国の農家・自治体・農業関係機関様
申込受付期間：2023年2月6日（木）～ 3月31日（金）
* 募集予定数：50台。