SDGs新商品開発
2022-02-09 13:00:08

福島の老舗鮮魚店が挑むSDGs新商品開発プロジェクト

福島の老舗鮮魚店が挑む新たなSDGsプロジェクト



福島県いわき市に位置する創業99年の老舗鮮魚店「おのざき」は、持続可能な水産業の実現を目指し、新たなプロジェクトを始動しました。このプロジェクトは、魚のアラを活用した商品の開発を通じ、循環型の水産業を発信することにあります。クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で、2022年2月9日から3月15日までの間、目標金額1,000,000円を設定し、リターンの一例として多彩なコースが用意されています。

魚のアラとは



魚のアラとは、魚をおろした際に取り残される部位、具体的には頭や中骨、かま、尾などで、通常は廃棄されがちな部分です。しかし、アラには高い栄養価と豊富な旨味が含まれており、実は再利用可能な有用な資源なのです。おのざきは、このアラを生かすことで、食品ロスを減らすだけでなく、新たな価値を創造しようとしています。

プロジェクトの背景



日本における魚の生産量はここ数十年で約50%に減少しています。一方、魚食に対する世界的な関心は高まっているため、持続可能な漁業の確立が急務です。このような現状を踏まえ、おのざきは自社の事業を通じて、地域の水産業の課題を解決する方向性を打ち出しています。彼らは、自らが体現することで、新しい水産業のモデルを提示し、次世代に資源を引き継ぐ役割を果たすことを目指しています。

開発する新商品



このプロジェクトでは、主に二つの新商品を開発予定です。まずは、アラから抽出した栄養たっぷりのだし製品、そしてアラを活用した「アラ汁」です。これにより、特に忙しいビジネスパーソンや栄養不足に悩む高齢者に、新たな食生活の提案を行います。これまで過小評価されていた魚のアラに新たな命を吹き込み、食卓に豊かさをもたらす狙いがあります。

参加方法



「CAMPFIRE」のプロジェクトページ(ここからアクセス)では、リターンとして様々なコースが用意されており、寄付額に応じてお得なサービスが受けられます。例えば、5,500円の「おのざき定番コース」や、25,000円の「浜の食卓コース」、さらに競り体験付きのコースも提供されています。これらは先着順での限定受付となっていますので、早めの申し込みが推奨されます。

会社概要



おのざきは1923年に創業し、地元のお客様に支えられながら鮮魚店を運営してきました。「潮目食堂」や「海鮮寿司おのざき」など、多くの飲食店も経営し、常磐の新鮮な魚を提供しています。

私たちの目標は、福島の水産業を支えるだけでなく、この地域の食文化を次世代へ継承することです。おのざきは、これからも地域と連携し、持続可能な成長を追求し続けます。

まとめ



魚のアラを活用した新商品の開発は、循環型社会を実現するための重要なステップです。75年の歴史を持つおのざきは、このプロジェクトを通じて、持続可能な水産業のモデルを構築し、地域の皆さまに愛される存在を目指しています。私たちの取り組みに対する応援をぜひよろしくお願いいたします。

会社情報

会社名
株式会社おのざき
住所
福島県いわき市平字鎌田町38番地
電話番号
0246-23-2259

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