NTTドコモビジネスが新たにスタートする完全従量課金のクラウドサービス
2026年7月22日、NTTドコモビジネス株式会社(旧NTTコミュニケーションズ)は、新しい法人向けクラウドサービス「Smart Data Platform」(SDPFクラウド)の一環として、Nutanixのソフトウェアを利用した「ハイパーバイザーNutanix」の提供を開始すると発表しました。本サービスは完全従量課金制で、これによりユーザーは初期費用なし、最低利用期間なし、分単位の課金が可能となります。これまでの仮想化基盤とは一線を画し、企業のインフラコストを最適化し、柔軟な運用を実現します。
1. 背景
近年、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展しているものの、ITインフラ市場ではハードウェアコストの高騰やサーバー調達の長期化が課題となっています。従来のオンプレミス環境では、必要以上のハードウェアを先行購入する必要があり、初期投資や運用コストの増加を招いていました。このような背景から、Nutanixの独立した統合プラットフォームが注目されています。
2. ハイパーバイザーNutanixの概要
本サービスは、Nutanixライセンスを用いたベアメタルサーバーで、事前にNutanixソフトウェアがインストールされて提供されます。物理サーバーを所有することなく、必要なリソースのみを選択し利用できるため、効率的なコスト管理が実現されます。具体的には、以下の機能を備えています。
(1) 即時利用可能な環境
物理サーバーにNutanixソフトウェアをあらかじめインストールし、初期構築なしで即時に利用できる環境を提供します。これにより、従来必要だった構築時間を大幅に短縮します。
(2) 豊富なライセンス選択
ユーザーのビジネスニーズに応じて、複数のNutanixライセンス(NCI-Starter、NCI-Pro、NCI-Ultimate)から選択可能で、既存システムからのスムーズな移行もサポートします。
(3) フルサポートの運用保守
ハードウェアの保守からソフトウェアサポートまでを包括的に提供することで、効率的な運用・管理が実現されます。
3. 本サービスの特長
- - コスト最適化:完全従量課金制で、必要なリソースに応じて柔軟に対応可能。
- - 短縮されたリードタイム:物理サーバーの調達や初期キッティングが不要で、設計から即利用までを加速。
- - 拡張性:ポータル画面からのクリック操作で、必要なリソースを迅速に追加・変更可能。
- - モダナイズ化:新しいインフラ環境へのスムーズな移行を実現。
4. 移行支援ソリューション
新サービスの導入に際して、既存環境からの移行を支援するソリューションも提供。NTTドコモビジネスのエンジニアチームが、一貫したサポートを行います。
5. サービスの開始
本サービスは2026年7月22日から利用可能です。様々なプランが用意されており、料金はコア単位で設定されています。詳細な料金体系はSDPF Knowledge Centerにて後日公開されます。
6. 今後の展望
NTTドコモビジネスは、AI時代に対応したICTプラットフォームの構築を視野に入れ、さらなる機能拡充を図る方針です。顧客のニーズに応じた柔軟なサービス提供を目指し、Nutanixとの連携強化を進めていきます。これにより、多様化するビジネス環境に迅速に対応できる体制を整えていきます。
新しい「ハイパーバイザーNutanix」は、企業のDXを加速させ、効果的なビジネス運用を可能にする強力なツールとなるでしょう。