羽生市に誕生する新しい観光名所
埼玉県羽生市にある株式会社東亜酒造が、400年の歴史を持つ清酒製造の伝統に新たな風を吹き込むべく、羽生蒸溜所ビジターセンターを2025年5月16日にグランドオープンします。これに伴い、見学ツアーの予約受付も開始され、観光客や地元住民に新しい体験の場が提供されることになります。訪れることで、歴史あるウイスキー造りがどのように行われているのかを知り、味わうことができる絶好の機会です。
羽生蒸溜所の歴史
東亜酒造は、1946年にウイスキーの製造免許を取得し、1980年代には自社のポットスチルを導入してウイスキー造りを行っていました。しかし、ウイスキー市場の低迷や経営不振により、2000年には一時閉鎖を余儀なくされました。二十年の時を経て、2021年に新生・羽生蒸溜所が再開しました。この復活には特に地域のサポーターの支援が大きく貢献しました。
ビジターセンターの魅力
羽生蒸溜所ビジターセンターでは、ウイスキー製造の工程を学ぶことができる展示パネルや、実際に蒸溜されるウイスキーをテイスティングできるゲストルームの設置が計画されています。また、清酒やリキュール製品の販売も行われ、訪れた人々は様々な日本の伝統的な酒を楽しむことができます。4か国語に対応した説明パネルも用意されており、訪日外国人旅行者にも優しい設計です。
施設概要
- - 営業時間: 10:00~16:00(売店は予約不要)
- - 休館日: 毎週火曜日・水曜日(祝日の場合は翌日に振替)
- - 見学ツアー料: 20歳以上 1名1,500円(税込、テイスティング付き)
- - 予約: 希望日の1週間前まで。
東亜酒造の成り立ち
本社は埼玉県羽生市に位置し、1625年に秩父で酒造りを始め、昭和16年に現在の地に移転しました。ウイスキーの事業は1946年から始まり、その後も安定した基盤を築いてきました。再生したスタイルは、過去のポットスチルを復元し、以前の経験を持つ従業員が関わって進行されています。
最後に
羽生蒸溜所ビジターセンターのオープンは、埼玉県羽生市における新しい観光名所の登場を意味します。ウイスキーと清酒の魅力を体感しつつ、歴史を感じるひとときを過ごすことができます。皆さんもぜひ足を運び、新しい体験をしてみてはいかがでしょうか?