与謝野町のデジタル施策
2023-09-22 14:00:11
与謝野町が進めるデジタル施策、先駆的な交通改革を発表
与謝野町が推進するデジタル施策
京都府与謝野町では、デジタル社会の実現に向けて革新的な施策を立ち上げ、以下の3つの主要プロジェクトを進めています。これらの取り組みは、町民の利便性を向上させることを目指しています。
1. 与謝野町×トランスコスモス株式会社:公式LINEアカウント運用の開始
与謝野町は、幅広く情報発信を行うために公式LINEアカウントを運用開始しました。提供されるメッセージ配信ツール「KANAMETO」を使用し、町民がより便利に情報を受け取れる体制を整えています。これにより、タイムリーかつダイレクトに必要な情報を伝達できるようになるでしょう。実施日は令和5年9月20日です。具体的には、子育て世代や事業者向けに特化した情報をメニューに組み込み、さらに受信設定に応じたセグメント配信が行えるようになりました。たとえば、子育て情報やごみ収集日などに特化した通知を受け取ることができます。
また、ごみの分別に関する問い合わせには、24時間対応のチャット機能を設け、迅速に情報を提供する仕組みも導入されました。さまざまな情報へアクセスできるメニュー画面も設置されています。
2. 与謝野町×SWAT Mobility:予約型乗合交通アプリの導入
交通の利便性を向上させるため、与謝野町はSWAT Mobility Japan株式会社と提携し、予約型乗合交通アプリ「よさの乗合交通」を開発しました。この取り組みは、少子化や人口減少、高齢化による交通課題に対応するために行われており、令和5年10月2日から野田川地域と桑飼地域で実証運行がスタートします。
このアプリは、自家用車を持たない高齢者などに対して、AIを活用して効率的な配車を行う仕組みです。予約はスマートフォンで簡単に行えるため、公共交通の課題解決に向けた新たな一歩となるでしょう。さらに、与謝野町は、この事業が全国的にも先駆的なモデルケースとして評価されていることを強調しています。
3. 全課向けタブレット端末の導入
与謝野町は、タブレット端末を全課に導入し、行政サービスの向上を狙います。これにより、職員全員がSNSを活用して積極的な情報発信を行えるようになり、災害時の迅速な情報共有体制も構築されます。タブレットを通じて、場所を問わず緊急通報や指示出しが可能となり、危機管理体制の強化が期待されています。
さらに、WEB会議を推進することで業務の効率化を図り、職員の移動時間を削減します。これらの取り組みは、町の行政運営をより効率的なものに変革することを目指しているのです。
まとめ
与謝野町が立ち上げたこれらのデジタル施策は、町民に対するサービス向上に直結します。トランスコスモスとの提携によるLINEアカウントの運用、SWAT Mobilityとの協力による新しい交通サービスの導入、そしてタブレット端末の全課導入など、多角的なアプローチで町民の暮らしをより便利にするための努力が続いています。是非、今後の進展に注目したいところです。
会社情報
- 会社名
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与謝野町役場
- 住所
- 京都府与謝郡与謝野町字岩滝1798-1
- 電話番号
-
0772-43-9010