千葉大がダブル受賞
2025-11-14 16:19:59

千葉大学、サステイナブルキャンパス賞2025でダブル受賞の快挙

千葉大学が2019年11月8日に開催された「サステイナブルキャンパス推進協議会2025年次大会」において、名誉ある「サステイナブルキャンパス賞2025」で学生活動部門の大賞及び建築・設備部門奨励賞を受賞しました。これにより、同大学の持続可能な環境配慮型社会への貢献が改めて評価されることとなりました。

サステイナブルキャンパス賞とは


この賞は、一般社団法人サステイナブルキャンパス推進協議会が運営するもので、毎年様々な大学の取り組みを対象に表彰が行われています。具体的には、キャンパスの持続可能性を推進するための建築や運営、地域連携、学生活動といった幅広い取り組みが対象とされています。特に学生活動部門や建築設備部門の受賞は、それぞれ大学の特色と努力を示す重要な位置付けとなります。

学生活動部門での受賞


千葉大学環境ISO学生委員会は「楽しむだけで終わらないワークショップ~学童クラブに対する新たな取り組み~」の活動が評価され、学生活動部門での大賞を獲得しました。この取り組みでは、地域の学童クラブと連携し、子どもたちに環境問題を楽しく学べる場を提供しています。プログラム内容は、SDGsに基づいた環境教育を紙芝居や工作を通じて行い、子どもたちがリユースや資源循環の重要性を直感的に理解できるようになっています。特に、地域との深い繋がりを重視したこのプロジェクトは、家庭や地域社会においても環境に対する意識を広げつつあります。2024年度には約500名、2025年度には約310名の子どもたちがこの活動に参加予定です。

学生たちにとっては、地域と連携した実践的な経験が得られ、教育力やコミュニケーション能力の向上が期待されています。

建築・設備部門での受賞


また、建築・設備部門では、「千葉大学工学・情報学系講義棟」が評価され、奨励賞を受賞しました。この新しい講義棟は、1960年代に整備されたキャンパスの校舎群の間に配置され、老朽化した施設の再編を図るプロジェクトです。この新講義棟は、学生に多様な学習の場を提供し、環境にも配慮した設計がなされています。具体的な特徴として、ZEB Ready相当の省エネ性能や、雨水を利用した環境づくりが挙げられます。また、学生の居場所としての機能を重視したフレキシブルな空間設計にも注目が集まっています。これにより、教育の場としてだけでなく、学生の交流の場としても高い価値を持つ施設となっています。

受賞式と今後の展望


この表彰式は、2025年11月8日に北海道大学札幌キャンパスで行われる年次大会の一環として行われ、多くの関係者が集まりました。受賞者たちは、自らの取り組みが持続可能な社会の実現に向けた模範となることを期待しています。千葉大学環境ISO学生委員会は、過去にも何度もこの賞を受賞しており、今後も地域社会との連携を深め、環境教育の重要性を広めていく方針です。

また、新講義棟のさらなる使用方法や改善点についても議論が進められており、持続可能な社会づくりへの寄与が期待されています。諸々の成果を踏まえ、今後も両部門での取り組みが続くことでしょう。千葉大学の今回のダブル受賞は、持続可能な未来への明るい光を示すものとなりました。


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会社情報

会社名
国立大学法人千葉大学
住所
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33 
電話番号
043-251-1111

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