誰もが楽しめる万博を目指す「LET’S EXPO」
2025年に大阪で開催される「大阪・関西万博」。この歴史的なイベントでは、全ての人が楽しめるようプログラムが準備されています。その中心的なプロジェクトが、一般社団法人関西イノベーションセンターが運営する「LET’S EXPO」です。
「LET’S EXPO」は、身体的な障害を持つ方や視覚に障がいがある方々が、万博を存分に楽しむための支援を行うことを目的としています。2025年3月17日、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会より、会場内アクセシブルサポート業務のサプライヤーに任命され、その役割に期待が寄せられています。
アクセシブルサポート業務について
万博会場でのアクセシブルサポート業務は、全国から集めたボランティアスタッフによって行われます。身体的な理由で移動が難しい方々に対して、「車いす移動サポート」「視覚障がい者のサポート」「見守り・付き添いサービス」といった様々な支援を提供します。持続的な支援体制を整え、万博会期中に延べ1万人のサポートを目指しています。
1. 車いす移動サポート
このサービスは、身体的に車いすが必要な方で、同行者がいない場合や押し手が不足している場合に利用できます。利用者が安全に移動できるよう、ボランティアスタッフがサポートを行い、楽しい万博体験を実現することを目指します。
2. 視覚障がい者の移動サポート
視覚に障がいがある方々が安心して万博を楽しむための移動を手助けします。視覚障害者の方が快適に会場内を探検できるよう、適切な説明と案内を行います。
付き添い・見守りサービス
上記のサポートを受ける方には、付き添いや見守りサービスが提供されます。これにより、安心して万博を楽しむことができる環境を提供しています。
サポート業務の実施日
サポートは万博の会期前半で行われ、4月13日から6月30日までの期間中、特定の日付にて予約を受け付けています。テスト実施の期間も設けられており、詳細は予約受付サイトで確認することができます。
参加の流れと費用
利用を希望する方は、予約サイトから必要事項を記入し、指定された集合場所までお越しください。利用日当日は現金で4,000円(2,000円×2名分)を支払う必要があります。また、支援終了後に簡単なアンケートの記入もお願いしています。
LET’S EXPOの意義
「LET’S EXPO」は、万博に行くことが難しい方々のためのユニバーサルツーリズムプロジェクトです。身体に不自由を抱えた1200万人のうち、3%にあたる35万人が万博を楽しめることを目指しています。
大阪・関西万博は、すべての人が楽しめるイベントであるべきです。そのためには、誰しもが快適に参加できる環境を整えることが不可欠です。LET’S EXPOは、万博を通じて新しい未来への扉を開いていきます。