札幌の夏を彩る第65回さっぽろ夏まつりの魅力に迫る

札幌の夏を彩る第65回さっぽろ夏まつり

札幌の夏の風物詩として知られる「さっぽろ夏まつり」が、今年で65回目を迎えます。このイベントは大通公園を中心に、多彩な催しが行われることで知られ、地域住民や観光客を惹きつけています。第65回を迎えるこの夏まつりは、いつも以上に盛り上がりを見せています。

歴史と変遷

さっぽろ夏まつりは1954年（昭和29年）に始まり、当初は中島公園を中心に様々な夏の行事が行われました。特に代々受け継がれる盆踊りは、今でも多くの人々に親しまれています。1957年（昭和32年）からは大通公園がメイン会場となり、札幌の市民にとってこのイベントは、長い冬を乗り越えた感謝の表れとして重要な位置を占めています。

福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン

この祭りのハイライトの一つが「福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン」です。7月20日から8月15日までの期間中に開催され、多くの人々が集まります。大通公園の5丁目から11丁目にわたって、国内最大級の約13,000席を誇るビアガーデンが出現。サントリー、アサヒ、キリンなどがブースを出展し、それぞれのビールが楽しめます。また、収益の一部は福祉団体に寄付され、地域社会への貢献にもつながっています。

さらに「さっぽろグルメクーポン」のアプリを使った、「ビールおみくじ」も行われ、利用者は運に応じて中ジョッキと交換できる券を手に入れることができます。

盛り上がる北海盆踊り

北海盆踊りは、さっぽろ夏まつりのもう一つの名物です。1954年から続くこの伝統行事は、観光客にも人気で、国際的な雰囲気を醸し出しています。盆踊りは子供向けの部と大人向けの部があり、家族全員が楽しめる構成となっています。また、仮装コンクールが開催される8月17日も特に盛り上がり、参加者たちが独自の衣装で舞台を盛り上げます。

参加方法と情報

子供盆踊りは8月11日から17日の間で開催され、応募者の中から抽選で選ばれた子供たちが和太鼓を打つ体験をできます。大人向けの盆踊りは8月11日から16日まで行われ、最終日の17日には特別に催されます。

仮装コンクールへの参加を希望される方は、公式ウェブサイトから応募書をダウンロードの上、指定の方法で申し込む必要があります。このコンクールはアイディアと個性を活かした装飾が奨励されており、入賞者には豪華賞品が用意されています。