緑のカーテン設置
2024-04-11 09:00:02

能登半島の仮設住宅に緑のカーテン設置プロジェクトが始動

能登半島の仮設住宅での緑のカーテン設置プロジェクト



石川県の七尾市、能登町、穴水町、内灘町において、仮設住宅に緑のカーテンを設置する「仮設住宅×緑のカーテンプロジェクトin石川」が開始されます。この取り組みは、NPO法人緑のカーテン応援団の支援によって実施され、令和6年に発生した能登半島地震の被災者たちが住む890戸の仮設住宅に、夏の暑さを和らげる役割を果たす植物のカーテンを提供します。

このプロジェクトは、各自治体との協議を経て、5月中旬から6月下旬の間に実施される予定です。具体的には、七尾市の7団地、能登町の3団地、穴水町の8団地、内灘町の4団地の合計22団地に設置されることが決まっています。

緑のカーテンは、日射を遮るだけでなく、プライバシーの確保や植物育成の楽しみ、近隣住民との交流を促進する効果があることが、過去の震災時の活動から明らかとなっています。このような活動を通じ、仮設住宅に住む人々に少しでも温かみをもたらしたいという想いを持つNPO法人は、これまで熊本地震や九州北部豪雨、西日本豪雨、令和2年7月豪雨など、様々な地域で支援活動を続けてきました。

今回のプロジェクトの運営スタッフには、双葉町出身のメンバーが参加しています。彼らは自らの経験を元に、能登半島の被災者支援を呼びかけています。双葉町の人々は、東日本大震災当時に数多くの住民が避難を余儀なくされ、埼玉県加須市にある廃校となった騎西高校で緑のカーテンを設置した過去を持っています。この経験を生かし、今回は能登半島での支援に取り組むこととなりました。

双葉町役場から得た協力のもと、町民にはボランティア募集の呼びかけも行われています。被災した双葉町の住民が、その支援のために動く姿勢は、被災地への強い意志を感じさせます。

また、ボランティアの募集と寄付へのお願いも行われており、能登半島への支援を呼びかけています。能登半島地域は震災後、道路の混雑によってボランティアの到着が遅れ、現在のボランティア人数は熊本地震の時の1/10とされています。報道によると、被災地が静かすぎると懸念されており、支援の手が求められています。

インフラの復旧と並行して、この仮設住宅に住む方々への生活支援が急務となっています。もし興味をお持ちでしたら、ぜひ、ご協力をお願い申し上げます。

NPO法人緑のカーテン応援団について


この団体は、すべての人々に向けた緑のカーテンの普及と教育に取り組んでいます。地球温暖化防止の活動を推進しながら、環境教育を充実させることを目指しています。主な活動内容には、自宅や学校での緑のカーテンの普及、助言や情報提供、様々な講演、全国的なフォーラムの開催などがあります。同団体は、誰もが幸せを実感できるような健康的で心地良い社会の実現に寄与しているのです。ご興味のある方は、ぜひNPO法人緑のカーテン応援団の公式ホームページをご覧ください。

会社情報

会社名
NPO法人緑のカーテン応援団
住所
東京都板橋区東坂下2-8-1(株式会社タニタハウジングウェア内)
電話番号
090-5407-6066

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