神戸大学起業部SkinNotesがアトピー向け緑茶染めシャツのクラファン開始！

神戸大学の学生チームが挑むアトピー向け製品

神戸大学起業部に所属する3人の学生チーム「SkinNotes」が、2024年12月26日からCAMPFIREにて「アトピー性皮膚炎の小学生向け肌にやさしい緑茶染めインナーシャツ」のクラウドファンディングを開始しました。これまでの経過では、目標金額である500,000円を達成し、次のネクストゴール1,500,000円に向けて挑戦を続けています。

プロジェクトの背景

このプロジェクトの立ち上げには、メンバー全員の幼少期の経験が深く関わっています。彼らはそれぞれアトピー性皮膚炎を患っており、日常生活での辛い体験を皆抱えています。かゆみや痛みを抱えながらも、孤独感に悩まされた過去。こうした自身の経験を活かし、同じような悩みを持つ人々に対し、自分たちの持つ技術や知識を活かして何かできることはないかと考え出されたのがこのインナーシャツです。プロジェクト名は、「アトピーに悩む子どもたちを救いたい！肌にも環境にもやさしい緑茶染めインナーシャツ」です。

緑茶染めの効果

このシャツは緑茶染めという手法を採用しており、いくつかの特長があります。

1. 抗菌効果
緑茶染め繊維は抗菌試験において、10回洗濯した際にも黄色ブドウ球菌を99.9%減少させることが確認されています。抗菌性が高く、アトピー患者にとって安心して着用できる素材です。

2. 環境への配慮
使用される素材は100%オーガニックコットンであり、化学薬品を使用せずに栽培されています。さらに、規格外の茶葉を活用して染めることで廃棄物の削減につながります。このようにして生まれた製品は、環境にも優しいのが特徴です。

3. 再利用の仕組み
染料として煮出された後の茶葉は、堆肥や塗料として再利用され、無駄なく循環します。これにより、環境負担を軽減しつつ、製品コストも抑えることが可能です。

協力者との提携

SkinNotesは今回、静岡県にある緑茶染め工房「お茶染めWashizu.」と提携し、インナーシャツの製造を行っています。また、染色工房の小紋屋や、オーガニックコットンを扱う棉屋もプロジェクトに協力しています。これらの関係者のおかげで、製品の安全性や品質が高く保たれています。

メンバーからのメッセージ

チームメンバーは、500,000円の達成にお礼を述べ、ネクストゴール1,500,000円自己宣伝のための資金を募りたいと強調しています。ターゲットは、小学生を中心としたアトピー患者のニーズに応えつつ、広く普及を図ることです。

「多くの人にこのプロジェクトを知っていただくため、ぜひシェアして支援してほしい」と、メンバーは意気込んでいます。彼らは、1人でも多くの人が前向きに生きられる社会を実現するために活動していきます。