SpecteeとShutterstockが手を組む
東京都千代田区に本社を置く株式会社Specteeは、新たに世界最大級のデジタルコンテンツプラットフォーム「Shutterstock」との事業提携を発表しました。この提携により、Specteeが提供する危機事象を捉えたユーザー生成コンテンツ(UGC)が、Shutterstockの広大な顧客基盤に向けて効率的に届けられることになります。
両社の役割と目的
今回の提携の狙いは、特に自然災害や気象現象、さらには政治的な抗議活動など、ニュースとして重要なUGCを収集し、選別することにあります。Specteeは最新の技術を駆使して、これらの情報を迅速に収集・解析し、独自のプラットフォームを通じて提供しています。特に、9000万件以上のコンテンツを抱えるShutterstockとの連携によって、毎月新たに70万件の素材が追加されるエディトリアル・プラットフォームで、Specteeが蓄積した情報が生かされることになります。
株式会社Specteeとは
Specteeの設立は2011年で、代表取締役CEOの村上建治郎氏が率いる会社です。本社は東京都千代田区の五番町に位置しており、AIなどの最先端技術を利用して、SNSや気象データ、さらにはカメラ画像といった多様な情報源からデータを集積・解析しています。これにより、危機を可視化し、官公庁や企業に向けてAI防災、危機管理ソリューションを提供することを目指しています。
現在、同社の主要なサービスには、AI防災・危機管理ソリューション『Spectee Pro』や、サプライチェーンのリスク管理サービスである『Spectee Supply Chain Resilience』などがあります。これらのサービスは、特に自然災害や社会的な脅威による不安を和らげるために設計されています。さらに、Specteeは国内外の報道機関やメディア企業に対してUGCの配信事業にも参加しており、情報の迅速な流通を支援しています。
提携を通じた未来の展望
SpecteeとShutterstockの提携は、防災における情報の提供方法に新たな可能性をもたらします。危機的な状況においては、正確な情報が決定的な要素となりますが、この取り組みにより、より多くの人々に迅速かつ正確な情報を届けることが期待されます。特に、災害発生時には現場からのリアルタイムなコンテンツが非常に重要であり、これを支えるのがSpecteeの技術とShutterstockの広範なネットワークです。
今後の防災活動において、両社の連携がどのような成果を生むのか、大いに注目されます。これからもSpecteeは、AI技術を駆使し、社会に寄与する取り組みを続けることでしょう。
会社概要
- - 本社住所:東京都千代田区五番町 12-3五番町YSビル 3階
- - 設立:2011年11月11日
- - 公式サイト:Spectee