三菱地所プロパティマネジメントが達成した「プラチナくるみん」認定
三菱地所プロパティマネジメント株式会社は、2024年12月17日に厚生労働大臣から「プラチナくるみん」認定を獲得したことを発表しました。この認定は、男性従業員の育休取得を積極的に推進するなど、社員への高水準な子育てサポートを行っている証です。
「プラチナくるみん」とは
「プラチナくるみん」は、子育て支援の取り組みを高い基準で実施している企業に与えられる特別な認定です。この認定を受けるためには、次世代育成支援対策推進法に基づいた行動計画を策定し、それを実行し、目標達成を証明する必要があります。
三菱地所プロパティマネジメントは、以前に「くるみん」認定を受けており、今回の認定はその活動をさらに深化させた結果といえます。男性従業員が育休を取りやすい環境を整えることで、育児と仕事の両立を支援し、業務効率化とも相まって、社員の満足度を向上させています。
取り組みの具体策
同社の専用行動計画は2022年4月1日から2024年3月31日までの2年間にわたります。以下の主要な施策が実施されています:
1. 男性社員の育児休業取得促進
- - 育休の有給化(育児休業期間の2週間を有給とする)や特別有給休暇の導入を行い、周知を図ります。
- - 男性社員を対象に、育休取得を奨励する広報活動を行っています。
2. 仕事と育児の両立支援
- - 育児休業取得者とその上司を対象にした研修の実施や、産前・復帰前の面談を継続的に行います。
- - 育児中の社員同士で交流できるイベントを企画し、不安解消やキャリア形成を支援します。
- - テレワークやフレックスタイム制度の整備も重要な要素です。
3. 社員のキャリア形成とマネジメント能力の向上
- - リーダーシップやマネジメント能力を高めるための研修セミナーに参加します。
- - メンター制度を導入し、キャリア形成とワークライフバランスの両立を図ります。
4. 有給休暇の取得促進
- - 社員が有給休暇を取得しやすいように奨励日を設け、社内での掲示や広報活動を行います。
- - 業務効率化を進めることで、労働時間の短縮にも努めています。
未来に向けた取り組み
三菱地所プロパティマネジメントは、長期経営計画2030に基づき、社員が活躍しやすい環境を構築していく予定です。「人の尊重」という価値観を大切にしながら、社員全員が能力を最大限発揮できるような職場環境を整えていくことで、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
このように、同社の「プラチナくるみん」認定は、育児と仕事の両立に向けた新たなステップを示すものであり、今後の動向に注目が集まります。