淀川大塚切れの教訓
2025-10-01 18:52:23

淀川大塚切れの教訓を未来へ!洪水記念碑前で伝承式開催

淀川大塚切れの教訓を未来へ!



令和7年10月1日、高槻市の大塚町にて、淀川堤防に位置する「大塚切れ」の洪水記念碑前で伝承式が開催されました。この式典には濱田剛史市長をはじめ、近畿地方整備局の西澤洋行所長、そして市の職員たちが参加しました。

大正6年に発生した淀川大塚切れは、台風による大雨が原因であり、堤防が約200メートルにわたり決壊したことから、地域には甚大な水害が襲いました。被災者は約65,000人にのぼり、15,358世帯が影響を受けました。この歴史的な出来事を忘れ去ることなく、教訓として受け継いでいくことの重要性を訴えるため、今回の伝承式が行われたのです。

式典では、濱田市長が「淀川大塚切れの教訓や先人たちの治水事業に対する苦労を後世に伝え、災害に強いまちづくりに取り組んでいきます」との挨拶を行いました。また、参加者全員で洪水記念碑に刻まれた漢文の要約を読み上げ、自然災害に対する警戒心を新たにしました。

続いて、職員代表が「我々は、「大塚切れ」を決して忘れることなく、心に刻み込み、先人たちのご労苦に感謝するとともに、後世に伝え、市民の安心を守り続けることを誓います」との決意を表明しました。これをもって、参加者たちは水害から市民の生命や財産を守る決意を再確認しました。

このように、淀川大塚切れ伝承式は市民の安全・安心を守るための重要な取り組みであり、毎年開催されるイベントとして、地域における意義を持っています。平成29年に行われた「淀川サミット」を契機に始まったこの伝承式は、これからも多くの市民にとって大切な行事となることでしょう。

未来に向けて、淀川の教訓をしっかりと受け継いでいくことが求められる昨今、地域の絆や防災意識を強化していく必要があります。高槻市に住む市民がこの教訓を胸に刻み、災害に対する備えを忘れないことが大切です。今後も、淀川の流れとともに、この教訓が伝承されることを願います。


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