国産四足歩行ロボット「Mujina」始動の背景と未来
株式会社アールティ(東京都千代田区、代表取締役 中川友紀子)は、国産の四足歩行ロボットの実用化プロジェクトを正式に開始しました。このプロジェクトでは、同社が開発した研究用モデル「Mujina」(ムジナ)を国際ロボット展2025で初公開します。現在、四足歩行ロボットは米国や中国を中心に急経済成長が期待され、2030年には市場規模が数千億円に達すると予測されています。しかし、日本国内ではデータ管理やセキュリティ面での課題から、国産ロボットの必要性が高まっています。これに対処するために、アールティは本プロジェクトに着手しました。
世界的な四足歩行ロボット市場の進展と日本のニーズ
四足歩行ロボット市場が急成長していることを受け、アメリカや中国の企業が積極的に開発を進めています。それに対し、日本では国内企業の実証実験において、データ管理やサプライチェーンのトレーサビリティなどの問題が浮上しています。特に、重要インフラ関連の企業からは、海外製ロボットに対する不安の声が多く、高精細でセキュアな国産のロボットが必要とされています。このような市場の要請を受け、新たに開始された四足歩行ロボットプロジェクトは、国産の強みを生かしつつ実用化を進めています。
Mujinaの特徴と開発の目的
Mujinaは、特に巡回や点検、測量などの軽負荷作業を想定した研究開発モデルです。このロボットは、耐久性よりもテクニカルな検証を優先した仕様になっており、開発環境にはオープンソースのROS 2を活用しています。また、Mujinaは国産四足歩行ロボットの本格的な展開に向けた起点となる重要なモデルであり、将来的には様々なサイズのロボットを展開していく計画が持たれています。
「Mujina」モデルによって得られたノウハウを基に、アールティは大、中、小のサイズ展開を進め、産業向けの国産シリーズを構築していくことを目指しています。これにより、各種業界のニーズに応える幅広いソリューションを提供し、量産化に向けた道筋を整えます。
開発パートナー企業の募集と共創のフェーズ
本プロジェクトは、実用化に向けた共創のフェーズに移行しています。アールティは、海外製四足歩行ロボットでの実績を有する企業や、点検・巡回・測量の自動化を導入したい企業を対象に、共創のパートナー企業を募集しています。また、製造業や通信、インフラ、電力、建設など、多様な業界からの協力も期待しており、共同でのデータ管理やビジネスモデル構築に向けた連携を図ります。
Mujinaの受注生産と今後の展望
Mujinaは、受注生産方式で2025年の国際ロボット展から提供する計画です。域内での重要なインフラ事業や製造業でのニーズが高まる中、国産のロボットの必要性はますます重要性を増しています。さらに、四足歩行ロボットに必要なAI向けモーターの国産化にも着手しており、数年後の量産化を見込んでいます。
アールティは、ロボットを通じてより良い未来を切り開くため、今後も挑戦を続けていきます。
お問い合わせ先
株式会社アールティは、プロジェクトの詳細についてのお問い合わせを受け付けています。興味をお持ちの方は、以下の連絡先までご連絡ください。
このように、国産四足歩行ロボットの実用化に向けた取り組みは、今後の産業界の発展において重要な役割を果たすことでしょう。