大和アセットマネジメントが新たに2つのファンドを設定 – メキシコ国債とメキシコペソ

大和アセットマネジメントが新ファンドを発表

大和アセットマネジメント株式会社は、2024年11月20日より、メキシコ国債に投資する「iFreeHOLD メキシコ国債（MBONO2047）」と、メキシコペソに関連する「iFreeWallet メキシコペソ（MXN）」の2つの新しいファンドを設立することを発表しました。これらのファンドは、NISA成長投資枠に対応するファンドでもあります。

ファンドの概要

「iFreeHOLD メキシコ国債」は、メキシコペソ建ての長期債券を継続保有し、安定したリターンを提供します。このファンドを利用することで、小口かつプロクラスの取引コストで債券の売買が可能となります。一方で「iFreeWallet メキシコペソ」は、短期債券に投資し、メキシコの短期金利を享受することを目指します。

メキシコ国債の利回りと特色

2024年9月末の時点で、メキシコ国債は主要国に比べて非常に魅力的な利回りを示しています。新興国としては信用力が高く、先進国と比べた利回りの高さが特長です。

この「iFreeHOLD メキシコ国債」では、年に2回クーポンが支払われ、これを再投資する仕組みが採用されています。これにより、安定した収益の再投資が可能になります。実質的には、株式配当金の再投資に近い形と言えるでしょう。

iFreeWallet メキシコペソの魅力

「iFreeWallet メキシコペソ」は、メキシコペソ建ての短期債券に投資し、メキシコの短期金利や為替変動のメリットを享受します。多くの投資家は、余裕資金を投じて利回り10%超えを目指すことができるかもしれません。

メキシコ中央銀行は、高い政策金利を維持することで通貨価値を安定させており、こうした要因が短期債券の魅力を一層高めています。

メキシコ経済の成長性とペソの将来

メキシコ経済は、豊富な労働力によってますます成長が見込まれています。2050年には購買力平価ベースで日本を上回るGDPを持つことが予測されています。また、メキシコは米国との貿易が活発で、経済成長の原動力となっています。

米国との関係強化は、米中貿易摩擦の影響も受け、新たな企業の進出が増加しています。特に海外で働くメキシコ人が稼いだ外貨をメキシコペソに転換する動きは20年以上続き、毎月の換金額は1兆円近くにも及びます。

まとめ

大和アセットマネジメントが新たに設ける「iFreeHOLD メキシコ国債」と「iFreeWallet メキシコペソ」は、投資家に対する新しい選択肢となることが期待されています。魅力的な利回りとメキシコ経済の成長の恩恵を受けるために、今後多くの投資家が関心を示すことでしょう。これによって、資産運用の幅が広がることを願っています。