青い森鉄道が贈る海の旅「Sea Train」
青い森鉄道を舞台にした特別列車「Sea Train」が、8月30日(土)・31日(日)に運行されます。このイベントは、未来の世代に美しい海を引き継ぐことを目的に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として開催されます。青森市から八戸市を結ぶこの鉄道は、新幹線の開通による乗客の減少や観光資源のPR不足といった課題を抱えています。
地域の魅力を再発見する
沿線のむつ湾は、津軽半島と下北半島に囲まれた静かな内海であり、ホタテの養殖がさかんです。しかし、環境変化や観光資源の活用が不十分であるため、地域の人々、特に若者たちがこの美しい地域に自らの意思で魅力を発信していく重要性が高まっています。この取り組みの一環として、青森県内の高校生が中心となり、地域の魅力を調査し、実際に「Sea Train」の運行に関与することになります。
青い森鉄道イベントの詳細
「Sea Train」の参加者は、沿線の観光施設を訪れ、実際に体験や見学を行うことができます。具体的には、青森県営浅虫水族館でのガイド付き見学、平内町土屋漁港ではホタテ養殖場の船上見学、さらには東北町の小川原湖ではシジミ漁デモンストレーションが予定されています。このような体験を通じて、参加者は海の価値を学び、発信することが期待されています。
地元の高校生の取り組み
地元の高校生たちは、青い森鉄道沿線の魅力を詰め込んだ「お弁当」や「パンフレット」を制作し、乗客にその魅力を伝えます。「海の状況を伝え、海の未来へつなぐためには、学んだことをみんなで広げていくことが大切です」と、イベントの主催者も語っています。このような取り組みが、地域の魅力向上につながることが期待されています。
参加方法と申し込みについて
お申込みはすでに定員に達したため、現在は終了しています。このような素晴らしい機会を通じて、青森県の美しい海とその環境問題について考えるきっかけにしてほしいですね。青い森鉄道沿線の体験を通じて、多くの方々が地域の大切な資源としての海に気づき、より多くの人にその魅力を広めていくことが期待されています。
「海と日本プロジェクトin青森県」は、青森県内の企業や団体と共に、海に関する様々な取り組みを行っており、地域の特色を活かしたイベントの開催も行っています。公式サイトでは、今後のイベント情報や活動内容についても掲載されていますので、ぜひ一度ご覧ください。
この特別な「Sea Train」イベントは、参加者にとって忘れられない経験となるでしょう。地域の若者たちが自らの手で「海の未来」を築いていく姿、ぜひ応援したいものです。