留学生支援プログラム「Showa Direct 4.5」の始まり
令和時代の日本において、昭和女子大学では新たな試みとして、留学生向けのプログラム「Showa Direct 4.5」を実施しています。このプログラムは、特に海外からの留学生が日本での学習をスムーズに行えるように設計されています。2023年4月に、ベトナムからの留学生3名が、在校生と共に食健康科学部の健康デザイン学科での学びを正式にスタートさせました。
目指す人材育成の道筋
このプログラムは、2024年から始められたもので、主に日本国内外で活躍できる人材を育成することを目的としています。提携先の海外高校や日本語学校から優秀な生徒を直接受け入れ、彼らが大学で学びたいことを軸に教育を行います。留学生は、入学前にアカデミックな日本語を半年間集中的に学んだ後、合計4.5年の期間で専門知識をマスターし学位を取得する計画です。
日本語教育と専門知識
初年度の期間中、ベトナム人留学生の3名は、日本語教育センターでの授業を通じて、大学での学びに必要なアカデミックスキルを習得しています。また、健康デザイン学科での教育においては、生物、栄養、食品、健康に関する専門的な日本語を中心に集中学習を行っています。彼らは元々理系科目に強く、専門内容の理解も高いため、日本語でのコミュニケーションを円滑に行うための努力を重ねています。
さらに、大学院留学生との交流も促進されており、日本語での実践的なコミュニケーション能力を養う機会も提供されています。このように、学びの場における相互作用が、彼らの成長を助けています。
支援体制と生活環境
また、留学生が日本での生活にスムーズに適応できるよう、先輩学生がアドバイザーとして支援する「学生チューター制度」も導入されています。この制度により、先輩たちが兄弟や友人のような存在となり、留学生が安心してキャンパスライフを楽しむ手助けを行っています。キャンパス内外での生活やキャリア選択についてのアドバイスを受けられるため、留学生にとって非常に心強いサポートとなっています。
日本の高等教育の新しい形
この留学生支援プログラムは、2024年の卒業生が国内外の優れた企業に就職できるように導くための架け橋ともいえる存在です。文部科学省による「留学生就職促進教育プログラム」にも認定されており、質の高い教育が提供されています。このプログラムは、留学生が各大学から発行される修了証明書を持ち、就職活動に活かせるようにも工夫されています。
おわりに
昭和女子大学の「Showa Direct 4.5」は、留学生にとっての新たな学びのステップを提供しており、彼らの成長と成功を目指すための仕組みが整っています。教育の質の向上と、国際的な交流を深めることが、今後の日本の高等教育において重要なポイントとなるでしょう。さらに詳しい情報やプログラムの詳細については、昭和女子大学の公式ホームページをご覧ください。
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