アルツハイマー治療提携締結
2025-09-05 19:51:52

住友重機械とサウンドウェーブ、アルツハイマー治療機器を手掛ける提携締結

住友重機械とサウンドウェーブの提携



住友重機械工業株式会社とサウンドウェーブイノベーション株式会社が、早期アルツハイマー病患者を対象にした治療用医療機器「LIPUS-Brain経頭蓋低出力パルス波超音波治療装置」の製造販売に向けて、資本業務提携契約を締結しました。この提携は、ボード室における両社の技術力を融合させ、医療の新たな選択肢を提供することを目指しています。

1. 提携の背景と目的



高齢化が進む現代、アルツハイマー病やその他の認知症は社会的に重要な課題として認識されています。患者や家族にとってより少ない負担で生活の質を向上させる治療法の開発が求められています。サウンドウェーブイノベーションは、医学博士である下川宏明社長の研究に基づいて、低出力パルス波超音波(LIPUS)を使用した低侵襲治療法の開発に注力しており、特にLIPUS-Brainは2022年度に実施された医師主導の治験で、有望な結果を示しています。これを受け、厚生労働省からは「先駆的医療機器」としての指定も受け、今後の発展に期待が寄せられています。

2. 業務提携の詳細



この提携により、サウンドウェーブイノベーションはLIPUS-Brainの治験を推進し、必要な設備の知的財産ライセンスを供与します。その一方で、住友重機械工業はこの機器の製造と販売を担当し、「先端医療機器分野」を強化する重要な役割を担います。2026年には治験を終え、その後迅速に医療機器としての承認手続きを進める計画です。販売開始は2028年春を予定しています。

3. 今後の展望



住友重機械は、2030年を見据えたビジョンの下で「コア技術で社会を支え、共有価値を創出する企業」を目指しています。サウンドウェーブイノベーションにとっても、LIPUS技術の社会実装は大きなテーマとなっており、今後の進展が期待されます。両社の協力により、新しい治療法としてのLIPUS-Brainが早期に実現化し、患者やその家族の生活の質に寄与できることを目指しています。これにより社会的な課題の解決を図りつつ、企業としての持続的成長を図っていく方針です。

企業情報



サウンドウェーブイノベーション株式会社


  • - 事業内容:低出力パルス波超音波および関連システムの開発、ライセンス供与、販売
  • - 目標:低侵襲治療の社会実装

住友重機械工業株式会社


  • - 事業内容:産業用重機や医療機器の製造・販売
  • - 目標:ロボティクスや医療分野の採用の促進

お問い合わせ


サウンドウェーブイノベーション株式会社 経営管理部 池田
電話:03-6661-6101
メール:[email protected]



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会社情報

会社名
サウンドウェーブイノベーション株式会社
住所
東京都中央区日本橋兜町5-1FinGATE BASE 4階
電話番号

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