富山高専が東京ビッグサイトで環境展に出展！未来技術を紹介します

富山高専、環境展にて未来技術を発表

独立行政法人国立高等専門学校機構富山高等専門学校（以下、富山高専）は、2025年5月28日から30日にかけて東京ビッグサイトで開催される「2025NEW環境展」に出展します。本院のブースでは、過去の出展経験を活かし、さまざまな研究成果をお見せします。

過去の成功体験

富山高専は、2007年から毎年この環境展に参加しており、その実績は豊富です。単に研究成果を発表するだけではなく、学生たちが自らの研究を紹介する教育の場ともなっており、この取り組みを通じて多くの産学連携が生まれ、実社会での応用へとつながっています。過去には、数多くの商品化に成功した事例もあり、地域の産業にも寄与しています。

取り組みのテーマ

今回の展示では、循環経済やカーボンニュートラル社会の実現を目指した「循環する力」に焦点を当てた3つのテーマでの取り組みを発表します。协賛企業である新田ゼラチン株式会社、株式会社トベ商事、株式会社フォーステックとともに、基礎研究から社会実装まで進めている技術やプロジェクトを紹介します。

DX×富山高専

スマートグラスやスマートフォンを利用した廃棄物の選別技術や、緑化に関連する炭素循環効果の予測技術に関する成果を示します。これにより、廃棄物処理の効率化や環境負荷の低減に貢献することを目指しています。

現場課題×富山高専

富山高専の特長である現場力を活かし、スタートアップ人材の育成や課題発見型インターンシップの取り組みを行なっています。また、脱炭素関連の技術開発、マイクロプラスチック対策、有害重金属の処理に関するプロジェクトも進行中です。

産学連携×富山高専

協賛企業との共同研究によって生み出された製品や資材を紹介します。産学連携の重要性を実感してもらえることでしょう。このような取り組みは、学生にとっても貴重な経験となり、実践的なスキルを身につける機会となります。

富山高等専門学校の概要

富山高専は、2009年に富山工業高等専門学校と富山商船高等専門学校が統合されて創立されました。工学系の4学科と人文社会系、商船系の計6学科を備えており、世界で活躍できる技術者やビジネスパーソンを育成しています。その高度な研究活動は国内でも高く評価されており、特に科学技術や海洋分野において重要な役割を担っています。