釜石市の水産業振興に貢献する『釜石はまゆりサクラマスフェア』開催!
2025年2月21日から27日までの7日間、東京のサカナバッカ二店舗において、「釜石はまゆりサクラマスフェア」が開催されます。このフェアは、岩手県釜石市との協業により、同市の水産業と地元で育てられた養殖魚「釜石はまゆりサクラマス」の魅力を広めることを目的としています。
日本全国で東部の海に面した釜石市は、豊かな漁業資源を誇る地域ですが、震災や国際的な漁業規制により、水揚げ量が減少するなど、厳しい状況に直面しています。主要な魚種である秋サケやサンマの不漁に加え、磯焼けなどの影響も出ており、水産業の持続可能性が危ぶまれています。そこで、釜石市は「魚のまちかまいし」の再生を目指し、養殖業を中心とした新しい漁業の形を提案しています。
養殖業の未来と『釜石はまゆりサクラマス』の魅力
「釜石はまゆりサクラマス」は、この地域が抱える課題を解決するために、産学官が連携して進めてきた養殖プロジェクトの成果です。2020年に養殖の試験研究が始まり、2022年から本格的に事業化されました。この魚は、震災を乗り越えて咲く「はまゆり」の名を冠しており、その力強さが復興やサステナブルな漁業の象徴とされています。
フェアの内容
フェア中、サカナバッカでは「釜石はまゆりサクラマス」を使用した限定メニューや加工品が登場します。その中でも注目は、『釜石はまゆりサクラマスづくし』というお寿司。税込1,080円というお手頃価格で、生・炙り・たたきの3種類を楽しむことができ、上品な脂の甘みが際立つ逸品に仕上げられています。
この機会に、釜石市の養殖技術や水産業の取り組みを知り、実際に味わうことで、消費者としても積極的に応援することができます。
サカナバッカの目指すもの
サカナバッカは、都内に8つの店舗を展開し、日本の豊かな魚食文化を広める活動を行っています。食べるだけでなく、魚のことを知り、体験できる空間を提供することに注力しており、SNSやECサイトとも連携した新しい購買体験を創出しています。
まとめ
『釜石はまゆりサクラマスフェア』は、釜石市の持続可能な水産業への取り組みを支援する新たな試みです。この機会に、ぜひサカナバッカを訪れてみてはいかがでしょうか。また、釜石の魚の魅力を再発見し、その味わいを楽しむことで、地域経済にも貢献できるチャンスです。