群馬県は、国際的に評価が高く各国で導入が進められているアルメニア発祥のデジタルクリエイティブ教育プログラムと人材育成施設「TUMO(ツーモ)センター」をアジアで初めて導入しました。
2025年夏の開設を目指し、Gメッセ群馬 4階に「TUMO Gunma」が誕生します。6月25日には、群馬県知事山本一太とアルメニアから来日したTUMOセンター(アルメニア)CDOペゴール・パパジアン氏による調印式が行われ、「TUMO Gunma」のオフィシャルロゴと空間デザインが初披露されました。
世界レベルのデジタル技術を無料で学べる!
「TUMO Gunma」は、世界レベルのデジタル技術や芸術に関するワークショップや講座を中高生に対し無料で提供する施設です。3Dモデリング、ゲーム開発、グラフィックデザイン、アニメーション、プログラミング、2DCG、モーショングラフィック、映像制作など、8分野のプログラムが用意されています。各分野は3段階のレベルに分かれており、オンラインのセルフラーニング、受講者同士のワークショップ、講師を招いた授業などを通して、初心者から中級レベルへと体系的に学習を進めることができます。
グローバルな人材育成拠点としての期待
「TUMO Gunma」は、群馬県が掲げる「ぐんまのクリエイティブ拠点化」を加速させる重要な役割を担います。世界レベルのデジタル技術を学ぶことで、群馬県の子どもたちがデジタルクリエイターとして世界で活躍できる人材へと成長していくことが期待されています。
関係者のコメント
TUMOセンターCEO マリー・ルー・パパジアン氏
「TUMOは世界各地にセンターを構え、グローバルに展開している中、アジアで初、個人的に思い入れのあるここ日本に拠点を作ることができて本当に嬉しく、群馬県の皆さんとここにいられることを誇りに思います。」
山本一太知事
「TUMOの将来、ものすごくワクワクしています。ここから、本当に群馬県の子どもたちが、TUMOで学び、日本を代表するような、そして世界に羽ばたいていけるような、デジタルクリエイティブ人材が生まれると。そういう確信を持ちました。」
河野太郎デジタル大臣
「2018年に外務大臣時にTUMOセンターを伺って、感銘を受けました。若い人たちが嬉しそうに学んでいるのを見て、素晴らしいプログラムだと感じました。TUMOセンターが知事と副知事の努力のおかげで、群馬県に開設できることを嬉しく思います。群馬県の成功例を見てもらって、日本の色んなところに広げていきたいと思っています。」
グローバルな視点と地域への貢献
「TUMO Gunma」は、グローバルな教育プログラムと地域社会への貢献を両立させた、画期的な施設と言えるでしょう。群馬県から世界に羽ばたくデジタルクリエイターを育成し、地域の活性化に貢献していくことが期待されます。