ノートルダム清心女子大学がインターンシップ協定を締結
岡山県岡山市に位置するノートルダム清心女子大学は、2024年11月21日、県内の2法人及び7社と正式にインターンシップ協定を結びました。これにより、同大学の文学部英語英文学科及び大学院文学研究科英語英米文学専攻に所属する学生たちは、現実のビジネスシーンを体験する貴重なチャンスを得ることになります。
インターンシップ科目の導入
この協定は、2025年度から新設される「インターンシップ科目」の開講に先立って締結されたもので、学生は早い段階からキャリアを考える機会を持つことができます。このプログラムの目的は、学内で学ぶことが難しい企業実務を通じて職業意識を高め、基礎的な能力や専門知識を極めることにあります。津田葵学長は、締結式で「学生が教室での学びを実務と結びつけ、より深い理解を得られる機会となる」と強調しました。これにより、高い専門性を持った人材を育成し、将来のキャリア形成を促進する狙いがあります。
さまざまな分野での就業体験
協定によって提供されるインターンシップ科目は、「グローバルビジネス」、「国際協力」、「メディア」、「ツーリズム」の4分野にわたります。これら全ての分野に共通しているのは、各法人・企業が国際的なつながりを持っているため、学生は真にグローバルなコミュニケーション能力を磨くことができるという点です。この経験が学生たちの今後の学習意欲を高め、様々なフィールドで即戦力となるような人材へと成長する手助けとなることが期待されています。
協定企業の紹介
締結式には、協定を結んだ法人や企業からの代表者が参加し、それぞれの会社概要や本学学生への期待が述べられました。関わる企業は、例えば株式会社レイANAクラウンプラザホテル岡山、株式会社リョービツアーズ、岡山放送株式会社など多岐にわたります。また、特定非営利活動法人アムダやAMDA社会開発機構も名を連ね、地域社会への貢献を意識しつつ、学生たちの成長を支援する姿勢を明らかにしました。
留学生との協働も予定
大学は、今後留学生との協働による就業体験の機会も提供する予定であり、これによりより多様な視点からの体験が得られることになります。英語英文学科及び英米文学専攻に所属する学生たちの成長が期待され、国際的な視野を持った次世代の人材を育成していく方針です。津田学長は、今回の締結を新たな出発点とし、産学連携がさらなる高みへと成長することを願っています。
このインターンシッププログラムは、学生が実際に業務を経験することでキャリアビジョンを明確にし、自らの将来を描くための重要なステップとなるでしょう。ノートルダム清心女子大学の新たな取り組みを通じて、より多くの学生が自分の可能性を広げられることを期待しています。