インドの若きトラックドライバー、全員合格の快挙！日本への道を開く

インドのトラックドライバー、全員合格の快挙

インド・バンガロールに拠点を置く人材育成開発会社、NAVIS HRは、2024年7月より日本の輸送業界に向けたトラックドライバーの採用促進を目指した日本語研修を開始します。2024年2月18日、同社の研修センターで実施された自動車運送業特定技能1号評価試験において、全受験者16名が見事全員合格を果たしました。これはインド初の快挙であり、同社が培った高品質の研修プログラムの成果を証明しています。

厳格な選抜と研修プログラム

研修生たちは、オディシャ州のトラックドライバー教習所から選ばれた若き才能です。彼らは、6ヶ月間にわたり、N4レベルの日本語とドライバー技能を習得するために、1日7時間の厳しい研修を受けました。夜遅くまで続く学習を通じて、彼らは日本語の基礎だけでなく、安全運転に関する知識も身につけてきました。

日本の輸送業界に求められる資格

日本の輸送会社からは、外国人ドライバーの安全性や信頼性、コミュニケーション能力に関する質問が多く寄せられます。NAVIS HRの研修プログラムは、日本の厳格な基準に基づいているため、高い安全性と信頼性が確保されています。また、受講生たちは一定の日本語を習得しており、基本的なコミュニケーションには問題がありません。さらには、日本人ネイティブ資格保持者による研修により、より高い日本語力が培われています。

インド人ドライバーのユニークな強み

インド出身の新しいトラックドライバーたちには、特有の利点があります。まず、日本と同じ右ハンドル車に慣れているため、運転においてスムーズに適応できる点があります。また、インドではお酒を飲まない文化が根付いており、これも安全運転に寄与しています。さらに、彼らは英語でのコミュニケーションに優れており、国際的な業務でもスムーズに業務を進められます。

NAVIS HRの実績と今後の展望

NAVIS HRは、日本語研修のパイオニアとして23年以上の実績があり、インド8州との間でMOUを締結して、人材の育成を行っています。特にトラックドライバー向けの専門研修に力を入れ、これまでに多くの優秀な人材を輩出してきました。特に2024年4月には、インド初の航空グランドハンドリング人材も送り出しており、羽田空港での活躍が期待されています。

日本とインドは友好な関係にあり、2024年8月の会談で、両国の首脳が「5年で5万人の人材交流」を目指すと宣言しました。NAVIS HRは、今後も質の高い人材の育成を続け、日印両国の更なる絆を深めていくことを目指しています。