若者の環境行動
2025-09-17 12:35:19

気候変動に対する危機意識が高まる中、若者の行動が急増

気候変動に対する危機意識が高まる中、若者の行動が急増



公益財団法人旭硝子財団が行った「第6回 生活者の環境危機意識調査」において、気候変動が6年連続で危機的問題のトップに位置づけられました。この調査は、全国の男女1,301名を対象に実施され、高校生世代も初めて含まれています。結果からは、特に若者の環境問題に対する意識と行動が目立つことが浮き彫りとなりました。

調査の背景と目的


本調査の目的は、日本国内における一般生活者の環境問題に対する意識や行動を把握することです。特に、最近の高校生世代は探究学習を通じて環境問題への知識が深まっており、その影響が意識にも表れています。調査には慶應義塾大学の蟹江憲史教授が監修しています。

調査結果の概要


  • - 気候変動:全世代の中で最も危機意識が高いのは、やはり気候変動であり、46.7%が最も危機的だと回答しています。特に夏の異常な暑さや豪雨による影響を懸念する声が多く寄せられました。
  • - 環境危機時計:環境危機を時刻に例えると、全国平均で「7時29分」とされ、危機感が増していることが示唆されています。高校生世代は「7時23分」と比較的早い時刻を示していますが、大人世代は「7時55分」と、より深刻な不安を抱えていることが分かりました。
  • - 行動を起こす若者たち:全国平均で75.6%が何らかの環境行動を起こしており、その主要な行動は「エコな交通手段の利用」「地元産の食材選択」「家電や衣類のリサイクル」です。
  • - SDGsに対する評価:若い世代は、SDGsの達成度について比較的良好な評価をしており、高校生世代は32.8%が達成度を高く感じているのに対し、大人世代は24.5%に留まっています。

環境への意識と行動の高まり


調査からは、特に高校生世代が環境問題に対する理解を深め、行動を起こしている姿勢が窺えます。彼らは、学校での探究活動や地域の環境団体に参加することで、より積極的な行動をとる傾向にあります。また、気候変動による生活への影響を直接実感している世代として、その影響の深刻さを肌で感じているのかもしれません。

まとめ


気候変動に関する意識が高められているが、それに対してどのように行動するかが今後の課題です。特に若者世代の姿勢は、今後の環境問題解決に向けた重要な要素となるでしょう。若者たちの意識と行動が結びつくことで、より良い未来へとつながることが期待されます。


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会社情報

会社名
公益財団法人旭硝子財団
住所
東京都千代田区四番町5-3サイエンスプラザ 2 階
電話番号

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