岩本氏が語る異文化理解
2025-11-04 17:57:47
異文化理解とライフスタイル変容を考える特別講義、近畿大学法学部に岩本知幸氏登壇
近畿大学法学部における特別講義
近畿大学法学部は、2025年11月11日の講義に元Jリーガーの岩本知幸氏を迎え、「サッカー選手の文化触変」をテーマにした特別なトークショーとワークショップを実施します。この講義は、法学部の共通教養科目「国際化と異文化理解」の一環として行われ、受講生には約70名の学生が参加予定です。
講義の背景と目的
この講義では、高橋梓准教授が指導を行い、東大阪市の文化と欧州文化の比較を通じて異文化理解を深めることを目指しています。これまで、地域のスポーツ文化とその周辺の歴史やダイナミクスについての考察が行われてきた中で、岩本氏の参加により、より具体的な事例と生の体験談が学生に提供されます。
岩本知幸氏の経歴
岩本氏は、岐阜県岐阜市出身で、DFとして活躍した選手です。東海学園高校から阪南大学に進んだ後、2012年にFC大阪に加入します。彼のキャリアは、関西サッカーリーグから始まり、最終的にはJFLでベストイレブンに選出されるほどの実力を持つ選手となりました。2023年には現役引退を発表し、現在はFC大阪のGM補佐兼強化部チーフとして活躍中です。
文化触変のテーマ
講義の中心となる「文化触変(acculturation)」は、異なる文化と接触した際に自分自身がどのように変化していくのか、という観点からアプローチします。岩本氏のサッカー選手としてのフィールドでの経験から、学生たち自身が「異文化接触においてどのようにアジャストするのか」を一緒に考察し、ワークショップ形式でディスカッションが行われる予定です。
特に今回の参加者である1年生にとっては、大学生活を通じて自己成長やキャリア形成を見据えるきっかけとなることでしょう。彼らは、スポーツ文化や地域のアイデンティティ、さらには国際理解の重要性を実感することが期待されます。
FC大阪と大学の連携
FC大阪はスポーツを通じた地域貢献に力を入れており、Jリーグが推進する「シャレン!」という社会連携の理念のもと、教育や地域交流にも積極的に取り組んでいます。近畿大学法学部とFC大阪の協力により、アイデンティティの強化や地域社会との絆を深める新しい教育のモデルが展開されています。この特別講義も、スポーツを文化の入口として異文化理解を深める一環として位置付けています。
最後に
この貴重な機会は、サッカー選手の専門的な経験を通じた異文化理解の促進と、学生自身のライフスタイルにおける変容を図るものです。近畿大学法学部とFC大阪のさらなる連携によって、今後もこのような教育的・社会的アプローチが発展していくことが期待されます。
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学校法人近畿大学
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