高崎市の新しい挑戦!地域資源を活かしたパスタ開発プロジェクト
群馬県高崎市で、地元の大学生、企業、農協が力を合わせて新パスタの開発に取り組むプロジェクトがスタートしました。2025年5月27日より始動したこのプロジェクトの狙いは、地域の特産品を活用し、食材の持つ魅力を最大限に引き出すことです。また、フードロスの軽減にも配慮したメニュー開発が行われます。
プロジェクトの背景と目的
高崎市は、豊かな農産物の産地として知られています。その中で、人材育成と地域活性化を目指す一環として、高崎商科大学の学生たちが中心となって、このパスタ開発プロジェクトを立ち上げました。農業を支えるJAたかさきや、飲食業界のセレンディップがパートナーとなり、製品が地域の食材を活かしたものになるよう取り組んでいます。
参加メンバー
このプロジェクトには、高崎商科大学のマーケティングを学ぶ新3年生が参加しています。希望者の中から選ばれた9名の学生がプロジェクトに参加し、男女比は6名が男性、3名が女性です。学生たちは、自身のアイディアを実現するために日々努力しています。
開発されるパスタとその特徴
開発されるパスタは、群馬県産の新鮮な食材を使用し、特に規格外の野菜を活用することでフードロスを意識したメニューが特徴です。セレンディップが手がけるこの新商品は、11月に行われる「キングオブパスタ」に出場予定で、優勝を目指しています。
役割分担
- - 学生の役割: 商品のターゲット、内容、販売戦略を考案。リーダーには鶴田虎太郎さんが選ばれています。
- - JAたかさきの役割: 地元の農家から食材を調達し、全体をサポートします。
- - セレンディップの役割: 学生のアイディアを形にし、製造と販売を担います。
プロジェクトスケジュール
プロジェクトのスケジュールは以下の通りです。
- - 5月27日: キックオフミーティング
- - 7月1日: 学生によるパスタ案のプレゼン
- - 8月~9月: 製麺所見学、試食会
- - 11月9日: キングオブパスタ出場
このような段階を経て、大学生たちは商品の開発に向けて真剣に取り組んでいます。
セレンディップの概要
セレンディップは、2009年にオープン以来、新鮮な旬の野菜を使ったイタリアンレストランとして親しまれています。2020年からはスイーツ専門店へと業態を変更し、「群馬県の美味しいを全国に」をテーマに、地元の食材を活かしたスイーツを提供しています。
シェフの北村竜佑さんは、広報業務から田舎での農業体験を経て、野菜ソムリエの資格を持ち、地域の食材を使った料理やスイーツ作りに情熱を注いでいます。彼が考案した群馬ファーマーズプリンや、高崎フィナンシェ、アップルパイなどは、多くの受賞歴を誇ります。
未来への展望
このプロジェクトを通じて、学生たちは地域の問題を考え、実地での経験を積むことが期待されます。また、地元の食材を大切にし、フードロスの削減を促進することで、市民の意識改革にも貢献することを目指しています。今後の展開が非常に楽しみなプロジェクトです。