三菱UFJ信託銀行が「FDUAアワード2026」大賞を受賞
2026年5月21日、三菱UFJ信託銀行株式会社が一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA)が主催する「FDUAアワード2026」において、最高位にあたる『FDUAアワード大賞』を受賞しました。この栄誉は、同銀行が生成AI時代における競争力をいかに高めたかが評価されたものです。
FDUAアワードについて
FDUAアワードは、日本国内の金融機関が金融データの活用において行った取り組みを対象にした表彰制度です。このアワードは、金融機関がデータ活用やインフラ整備に寄与した成果を称えるもので、大賞は最も優れた取り組みと認められた金融機関に贈られます。FDUAは、金融業界の急速なデジタル化に対応するため、AI技術やデータの活用に関心を持つ金融機関とスタートアップが集まって設立された団体です。
受賞の内容
賞の概要
- - アワード名: FDUAアワード2026 大賞
- - 受賞タイトル: 生成AIを活用した企業ナレッジ基盤の確立による業務変革と競争力強化を実現
取り組みの概要
- - AIアシスタントを利用してナレッジデータベースを整備し、専門用語辞書の作成や非構造データの構造化を進め、現場の知見を持続的に拡充・改善する仕組みを構築しました。
- - 2026年1月時点で、4つの事業領域・9つの業務へ展開され、年間71,000時間分の業務効率化を実現する取り組みへと成長しています。
評価されたポイント
1. 信託業務の競争力を「AIモデルの高度化」ではなく「企業ナレッジ」として捉え、ナレッジ自体を企業の資産として再定義した点。
2. 専門用語辞書や非構造データの構造化など基盤整備を進め、短期間で実装に成功した点。
3. 複数の事業領域や業務への展開が進み、年間71,000時間の業務効率化を実現した点。
4. 現場主導の改善サイクルやCoE組織を中心とした推進体制により、成果を持続的に応用できる体制を整えている点。
生成AIを活用した取り組みの背景
三菱UFJ信託銀行は、2023年度上期から社内で生成AIの活用に取り組んできました。信託銀行の業務は、法制度や商品設計、業務プロセスなどの高度な専門ナレッジに基づいており、これらの知見が課題解決力や競争力の源泉となります。しかし、情報が部門ごとに分散しているため、必要な情報の検索や理解、継承に時間がかかるという課題がありました。
この課題を踏まえ、三菱UFJ信託銀行は生成AIを活用し、暗黙知を形式知に変換、組織全体で活用できるようにナレッジマネジメント基盤を整備しています。この取り組みにより、業務変革や競争力強化を図り、社内の生成AIの活用は複数のビジネスパートナーやAIスタートアップの支援を受けセンサスを構築することで推進されています。
未来への展望
三菱UFJ信託銀行では、社員一人ひとりの知見や経験を組織の資産として活かし、次世代へ受け継ぐナレッジマネジメントをさらに進化させていきます。これにより、提供価値を高め、持続的な企業価値の向上を目指します。今後もお客様に対してより良いサービスを届けるための取り組みを続けていくことでしょう。