DNP、協和ファーマを子会社化
2026-07-15 15:54:17

大日本印刷が協和ファーマケミカルを子会社化、医薬品市場の変革を目指す

大日本印刷、協和ファーマケミカルの子会社化に向けた契約締結



大日本印刷株式会社(DNP)は2026年7月15日をもって、協和ファーマケミカル株式会社の株式を取得し、子会社化するための株式譲渡契約を締結しました。この契約は、現在の株主である協和発酵バイオ株式会社および親会社であるキリンホールディングス株式会社との間で行われました。DNPは2026年10月に協和ファーマの株式を100%取得し、正式に子会社化する計画です。ただし、これは独占禁止法に基づく手続きが完了することが前提となります。

協和ファーマは、子会社化後に社名を「DNPファーマケミカル」に変更する予定です。この移行によって、DNPの医薬品事業が新たな次元へと進化することが期待されています。

背景と目的:医薬品業界の変化



最近の医薬品業界では、安定供給や創薬の高度化に対応するため、原薬から製剤まで一貫した開発・製造を行うCDMO(医薬品開発・製造受託機関)の需要が急増しています。この流れに呼応する形で、DNPグループは印刷技術を基盤に展開してきた精密有機合成技術を活かし、医薬品領域における事業の拡充を進めています。

DNPグループ内には、株式会社DNPファインケミカル宇都宮という会社があり、ここではジェネリック医薬品の原薬を製造しています。また、シミックCMO株式会社は医薬品の製剤開発と製造を手掛けています。これらの事業が統合されることで、DNPはより広範な医薬品の開発能力を持つことになります。

協和ファーマは、高難度の有機合成技術や製造設備、承認当局が求める最新の管理基準に対応できる専門知識を有しています。彼らはトラネキサム酸やプロスタグランジン類など新薬の原薬を生産することで、その技術力の高さを示しています。

このような背景をもって、DNPが協和ファーマの株式を取得することで、DNPグループの持つ研究開発、原薬・製剤・包装の製造基盤に、協和ファーマの先進的な原薬開発・製造ノウハウを加え、原薬から製剤、包装までを一連の流れで対応できるCDMOを創り上げていく考えです。

効率化と安定供給に向けて



DNPは、研究開発から製品化に至るプロセスにおいて、各工程が密に連携することで、製薬企業の創薬プロセスを効率化し、開発期間の短縮を図ることを目指しています。また、安定供給体制の強化も同時に進められるため、DNPグループ全体としてより高い信頼性を提供できるようになるでしょう。

今後の展開が注目される中、DNPがどのようにして医薬品業界での地位を確立し、成長を続けていくのか、大いに期待されています。これからの医薬品市場におけるDNPの活躍に乞うご期待です。


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会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

トピックス(経済)

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