秋バテの実態とその解消法
近年、朝晩の気温差の影響で、体や心の不調を訴える「秋バテ」が増加しています。この現象は、特に35歳以上65歳未満の人々において顕著で、実際にこの年齢層600名に対する調査によると、なんと回答者の半数以上が「秋バテ」を実感しているという結果が出ました。これは、夏の疲れが残っていることや、急な寒暖差が関係しています。特に約72%の回答者が「だるさ・疲れが取れない」と感じていることも、深刻な問題として浮き彫りになっています。
調査概要
本調査は、登録者数138万人のYouTubeチャンネル『腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】』の運営者、理学療法士の山内義弘氏が実施しました。
- - 調査期間: 2025年10月8日
- - 手法: インターネット調査
- - 対象: 35歳以上65歳未満の男女
- - 回答者数: 600名(5歳刻みに男女各50名)
- - 調査機関: Freeasy
この結果は、「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】 調べ」として引用することが求められています。
秋バテの症状
調査によると、「秋バテ」を感じている538名の具体的な症状を挙げると、以下のようになりました。
- - だるさ・疲れが取れない (72.6%)
- - 眠気・睡眠の質の低下 (39.6%)
- - やる気が出ない・気分の重さ (38.0%)
特に、集中力の低下や気分の落ち込みといった精神的な不調を訴える人も多く、これらの問題は生活全般に影響を及ぼしています。
秋バテの原因
秋バテの主な原因として、次の要素が挙げられます。
1.
夏の疲れ: 多くの人が夏の間に受けたストレスや疲れを抱え込んでいます。
2.
寒暖差: 朝晩の寒暖差が自律神経に悪影響を与え、それが体調不良に繋がることが多いです。
3.
睡眠不足: 夏に冷房で体が冷やされ、睡眠の質が低下することが一因となっています。
こうした原因が重なることで、体はリズムを取り戻せず、秋に入っても不調が続くことになります。
自律神経と秋バテ
自律神経が乱れると、交感神経が過剰に働き、血行が悪くなります。この影響で、肩こりや頭痛、眠気、さらには全体的な疲労感が出やすくなります。また、短くなる日照時間がホルモン分泌に影響を与え、セロトニンの減少は気力や意欲の低下を引き起こします。
特に、秋は日照時間が減少しやすいため、メラトニンの生成不足も助長され、睡眠の質が低下し、気持ちが落ち込みやすくなります。
ストレートネックとその改善
秋バテの改善に向けて、ストレートネックの存在も見逃せません。猫背や姿勢の乱れが大きく影響しています。
ストレートネックのチェック方法
1. 壁にかかととお尻を付けて立ちます。
2. あごを軽く引いた状態で後頭部を壁につけてみます。
後頭部が自然につかない場合、ストレートネックの可能性が高いです。
ストレートネック改善方法
ストレートネックは自律神経のバランスを整え、呼吸を深くするために改善が必要です。
- - 絆創膏を使って筋肉の緊張を和らげることが効果的です。これは、筋肉に貼るだけで、凝りを軽減します。
- - 首の付け根を目印に、絆創膏をVの字に貼ることで、周辺の筋肉を緩ませることができます。
これにより、首周りの血行が改善され、深い呼吸ができるようになります。
まとめ
今回の調査を通じて、多くの人が「秋バテ」を感じていることが分かりました。秋バテは自律神経の乱れによる心身の不調であり、早期の対策が重要です。調査結果や専門家のアドバイスを参考に、日常生活に役立てて、自身の健康を維持していきましょう。
山内 義弘 プロフィール
1970年生まれ、名古屋市出身。20年以上の治療経験を持つ理学療法士で、YouTubeにて138万人以上の登録者を持つ。無用な手術や薬に依存せず、独自のセルフケア法を広める活動を行っています。
腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】をぜひご覧ください。