フィンエアー、全ストライキが終了し通常運航に戻る
北欧のフィンランドを代表する航空会社、フィンエアーは、2025年7月13日をもちまして全てのストライキを正式に終了し、通常運航に完全復帰したことを発表しました。この合意は、航空業界における信頼回復とサービス強化に向けた重要なマイルストーンであり、様々な取り組みが実を結びました。
労使交渉の妥結
昨年5月に始まった客室乗務員との合意、6月に成立したパイロットとの合意を経て、フィンエアーは全ての労使交渉を完了しました。この成果は、フィンランド航空労働組合IAUが予告していた一連のストライキを正式に中止する結果となり、夏の旅行シーズンの需要に対する準備が整いました。安定運航が実現したことで利用者に対して、安心安全なサービスが約束されます。
CEOの謝意
フィンエアーのCEOであるトゥルッカ・クーシスト氏は、顧客および関係者に対して謝意を表明し、長年培った信頼性とサービスを維持することの重要性を強調しています。「私たちはお客様やパートナーに心からのサービスを提供することに全力で取り組んでいます」と述べ、今後の運航に向けて強い意欲を示しました。従業員と顧客の信頼を再構築するため、フィンエアーは日々の運航においても努力していくとのことです。
日本への便の増便
フィンエアーは日本市場において、羽田、成田、中部、関西の4空港を結ぶ形で、週25便の安定運航を行うことが決まりました。また、フィンエアーは、日本と欧州を結ぶ役割を果たすことで、高い品質のサービスを届けるための努力を続けています。これにより、旅行業界全体においても信頼性の高い選択肢を提供することができるでしょう。
フィンエアーの企業理念
フィンエアーは、oneworld メンバーとして国際的なネットワークを持つ企業であり、旅客と貨物の輸送を専門としています。特に、冬期にはラップランドへの直行便を運航し、自然の美しさを体験しながら、安全で快適な旅を提供しています。また、新たに2050年までに二酸化炭素排出のネットゼロを目指すなど、サステナビリティにも力を入れています。
今後の展望
フィンエアーは、日本と欧州の間の航空ネットワークを基盤として、顧客との関係を大切にし、更なる信頼回復を目指していきます。これからも多くの人々に愛される航空会社として歩み続けることを期待しています。旅行を通じて人々を繋げるフィンエアーの役割はますます重要になっていくでしょう。