DeepValleyの挑戦
2018-09-27 11:30:11
ファッション業界の変革に挑むDeepValleyの資金調達と新たな取り組み
DeepValleyが目指すファッション業界のデジタル改革
アパレル業界でのデジタル化を推進する株式会社DeepValleyが、3,000万円の資金調達を成功させました。この資金は、特に同社の新たな製品『AYATORI』の開発強化に充てられ、アパレル業界の効率化とクリエイティブな活動の促進を目指しています。
DeepValleyの業務内容
DeepValleyは、アパレル業界に特化し、IT戦略の構築と導入支援、ファッションテックブランドの開発を行っています。アパレル業界は、製造過程や流通が依然としてアナログ運用が多く、技術的な進化が遅れているのが実情です。これらの課題を解決するために、DeepValleyは『顧客の購買意欲を掻き立てるような製品を作り出す環境が欠けている』と捉え、これを解決するためのソリューション『AYATORI』の開発に注力しています。
AYATORIの特徴
AYATORIは、アパレル業界をスマートに管理するためのモノ作りマネジメントSaaSです。このプラットフォームは、生産過程をデジタルで管理できるように設計されており、ブランドやOEMメーカー、工場、資材業者が連携するための一元管理を可能にします。
1. プロダクトスペース: 各製品に関連する共有スペースを作成し、タスク管理やファイル共有、コメント機能を通じて製品仕様書を効率的に完成させます。
2. デジタル化による可視化: 生産過程が可視化されることで、ヒューマンエラーのリスクを低減し、業務効率を向上させます。
3. API連携: 完成した製品データは、各種システムへのエクスポートが可能で、帳票の出力もサポートされる予定です。
このプラットフォームにより、アパレル企業はよりクリエイティブな戦略や活動に注力できるようになります。AYATORIのβ版は2019年1月にリリース予定で、事前登録が現在受け付けられています。
資金調達の意義
今回の資金調達は、アパレル業界のデジタルトランスフォーメーションを加速する重要なステップです。DeepValleyは、この資金を使ってAYATORIの開発体制をさらに強化し、より多くのアパレル企業に対してデジタルマネジメントの利活用を促進します。これにより、業界全体が効率化され、イノベーションが進むことが期待されます。
会社情報
DeepValleyは2018年に設立され、代表取締役の深谷玲人氏が率いるファッションテック企業です。現在、同社はモノ作りマネジメントSaaSの開発と、ファッション産業のIT化を進めるための戦略を展開しています。これからのアパレル業界におけるDeepValleyの活躍に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社DeepValley
- 住所
- 東京都渋谷区東2-23-8 渋谷MMIビル2F
- 電話番号
-
03-6555-3113