映画で寄付!
2018-07-27 10:00:57
映画がつなぐ支援の輪、WEBで楽しめる寄付シアターの取り組み
映画が支援をつなぐ:Donation Theaterの取り組み
近年、自然災害による被害が多発している中、2018年7月に発生した西日本豪雨に対し、映画界でも大きな支援の輪が広がっています。その中で、「Donation Theater」というWEBシアターが立ち上がり、映画を通じて寄付を促進する動きが注目されています。このプロジェクトは、支援活動に賛同した映画監督や映画関係者たちが集結し、選りすぐりの作品を配信し、視聴料の全額を被災地に寄付するというものです。
寄付の仕組み
Donation Theaterでは、視聴者が特定の映画作品の視聴権を購入することで、その料金がそのまま寄付となります。視聴料からは決済手数料を除いた全額が、被災地への義援金や支援団体に寄付されます。配信期間は2018年7月13日から8月31日までで、災害の影響を受けた地域へ少しでも力になれるよう、多くの映画作品がそろえられます。
多彩な作品ラインナップ
映画界の著名な監督たちが参加しており、その人数は70名を超えています。例えば、第69回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した深田晃司監督が提供する作品や、数々の映画祭で評価を受けた監督の作品が揃っています。これにより、長編作品、短編作品、DVD化されていない初期作品、完成したばかりの最新作、ドキュメンタリーやアニメーションまで、ジャンルを問わず様々な映画を視聴できる機会が提供されています。
この取り組みは、単なる寄付だけでなく、映画を楽しむことで被災地への確実な支援になるため、多くの人々が参加することが期待されています。視聴のための特別なプラットフォームである「Donation Theater」は、一般社団法人日本映画インフラストラクチャ協会が主催しており、映画制作に従事する人々の共済団体としても知られています。
寄付の受付と視聴方法
寄付は、クレジットカード決済や銀行振込による視聴権の購入によって行われます。視聴者には、寄付金額に応じた作品の視聴権が与えられ、参加している監督の名作を通じて支援の意義を感じることができます。すでに多くの寄付を集めており、8月中旬からは参加監督の作品が順次オンラインで公開される予定です。視聴権を得た方は、配信期間中であれば何度でも作品を楽しむことができます。
参加監督と作品の一部
現在参加している監督や作品は多岐に渡ります。岩崎友彦監督の「Ami? Amie?つきあってねーよ!」や、久保裕章監督の「鳴く音な添へそ」、松原保監督の「鬼の師匠と最後の弟子」など、多彩な個性を持つ作品が揃っています。これらの映画は、映画祭で多くの評価を得てきた傑作たちであり、寄付という形で支援活動に寄与する機会を与えてくれます。
まとめ
映画を楽しむことが、いつしか被災地への大きな力になる可能性があります。「Donation Theater」の活動に参加することで、私たちもまた支援の輪の一員になれるのです。この秋、心温まる映画を観ながら、ぜひ自分の力を被災地支援に向けて発揮してみましょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 日本映画インフラストラクチャ協会
- 住所
- 大阪府大阪市北区豊崎3-20-9三栄ビル10F 株式会社クリエステッチ内
- 電話番号
-
06-6292-6787