北海道の予防医療連携
2025-10-07 08:15:23

北海道の産業医オフィスと大学病院が予防医療の連携協定を締結

北海道産業医オフィスと北海道大学病院の新たな連携


このたび、北海道産業医オフィス(所在地:北海道札幌市)と北海道大学病院パーソナルヘルスセンターが、予防医療の普及を目的とした連携協定を締結しました。この協定は、産業医事務所と大学病院という異なる機関同士の連携に基づくもので、同様の取り組みは全国でも珍しいと言えます。

パーソナルヘルスセンターとは?


北海道大学病院パーソナルヘルスセンターは、令和5年度に設立された新しい医療機関です。ここでは、遺伝学的検査を通じて得られたデータをもとに、個別化された予防医療を目指す取り組みを行っています。生活習慣病や認知症のリスクを遺伝子に基づいて評価し、行動改善や健康管理の支援を行うことで、病気の予防に努めています。

センターでは、120種類以上の遺伝性難病に対する全ゲノム検査も実施しており、最新技術を駆使して患者一人ひとりに合った医療を提供しています。

連携協定の具体的な目的


今回の連携協定は、企業とその従業員に対する予防医療の普及活動の相互協力を通じて、地域社会に貢献することを主な目的としています。具体的には、以下のような取り組みが計画されています。

1. 予防医療および健康増進に関する事業
2. 産業保健活動への協力
3. 健康セミナーの開催など、従業員の健康への配慮

このように、多岐にわたる連携が期待されており、特に北海道の企業向けには、団体受診プランの提供が検討されています。

専門家のコメント


北海道大学病院パーソナルヘルスセンターの部長である今野哲教授は、北海道の医療機関のアクセスの不便さに言及し、予防医療の重要性を強調しました。「未然に病気を防ぐための取り組みは、今後ますます重要になります」と語っています。また、副部長の西田睦准教授も、企業の健康経営が企業の生産性に直結することを強調し、連携によるさらなる健康支援が期待されると述べています。

今後の展望


今回の協定を受けて、北海道産業医オフィスの代表である伊勢谷直隆氏は、従業員の健康管理が企業にとって重要なテーマであり、先進医療技術を通じて予防医学の普及に努める意向を示しました。地域における健康リスクの理解と改善が、この新たな連携を通じて一層進むことが期待されます。

このように、産業医オフィスと大学病院が協力することで、北海道における予防医療の模範的な取り組みが形成されていくことでしょう。

会社情報

会社名
北海道産業医オフィス
住所
電話番号

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