豆腐の価格形成を考える新しい試み
豆腐はその安定した価格から「物価の優等生」と評される一方で、最近の高騰する原材料費や生産コストの上昇に直面しています。そんな中、フェアプライスプロジェクト事務局は、食品価格の形成に対する理解を深める参加型イベント『値段のない豆腐屋さん〜みんなが納得の「フェアな値段」を考えよう〜』を2025年10月9日から10月12日まで、KITTE丸の内1階アトリウムで開催します。
イベントの目的と背景
現在、国際情勢の影響により、食品業界は様々なコストの上昇に悩まされています。しかし、豆腐の価格は長年安定しているため、消費者は手にしやすい一方で、生産者や販売者はその価格を維持するためにさまざまな努力を強いられています。このような状況を踏まえ、豆腐の価格に対する理解を深めてもらうことが本イベントの主旨です。
気候変動や生産工程の事情を考慮し、豆腐の原材料である大豆生産から製造、流通を理解することで、フェアな価格設定を行うためのヒントを得られます。豆腐の価格を考えることは、食品のサプライチェーン全体に感謝し、その重要性を再認識する絶好の機会です。
体験の流れ
本イベントは以下のステップで進行します:
1.
スタンプカードに豆腐の値段を書く - まずは自分が思う豆腐一丁の値段を考え、スタンプカードに記入します。
2.
学ぶ - 展示物や映像を通じて、大豆の生産から豆腐が消費者の手元に届く過程を学びます。
3.
値段を決定する - 自分の考えたフェアな値段をレジで入力してみましょう。
4.
結果を比較 - 提出した価格から様々なコストが引かれた後の金額が表示されます。これが、豆腐のサプライチェーンに従事する人々が共に分け合うお金です。最終的には、他の参加者の値付けと自分の価格の違いも比較することができます。
参加者には豆腐のプレゼントもあります。体験をシェアできるフォトスペースも用意されており、仲間たちとこの貴重な経験を共有することもできます。
フェアプライスプロジェクトについて
本イベントは、農林水産省が行う「フェアプライスプロジェクト」の一環です。このプロジェクトは、消費者が農林水産業や食品業界の現状を理解し、持続的な食料供給のための価格形成に対する共感を深めることを目的としています。さまざまな困難に直面しつつも、未来の食の在り方を探るための情報発信を行っています。
概要
- - イベント名: 値段のない豆腐屋さん〜みんなが納得の「フェアな値段」を考えよう〜
- - 開催日時: 2025年10月9日(木)13:00〜19:00、10月10日(金)〜12日(日)11:00〜19:00
- - 場所: KITTE 丸の内 1階 アトリウム(東京都千代田区丸の内二丁目7番2号)
- - 参加費: 無料
- - 主催: フェアプライスプロジェクト事務局
- - 協力: 株式会社アサヒコ、株式会社アサムラサキ、さとの雪食品株式会社
アクセス
JR東京駅より徒歩約1分でアクセス可能。
豆腐の製造工程や価格形成についての理解を深める、貴重な体験ができるこのイベントにぜひご参加ください。